資産運用を真剣に考える より豊かになるために・・・

セミリタイア生活者が投資で実践してきたこと、実践していることなどを書いてゆきます。

「株価こそ全て」 米経済に影

 2月のマイアミ旅行で撮った写真です。多分カリブ海クルーズに向けて準備中なのだと思います。コロナウィルスのせいで売上は激減しているのではないでしょうか。設備投資は全部借り入れでしょうね、きっと。

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 さて、タイトルですが、

昨日2020年3月11日付日経新聞朝刊に出ていた「Financial Times」記事のものです。

 

今後の参考になることが書かれていたので大事と思われるところを抜粋しておきます。

 

「米国は過去最長の景気回復期にある一方で、世界が抱える累積債務は過去最高を記録、信用の質は低下し、何十年も続く低金利は資産価格を持続不能な高い水準まで押し上げてきた。」

 

「米経済は消費が約3分の2を占める。しかし個々人の消費動向はその収入によってだけ決まる訳ではない。自分が所有する株や債券といった資産価格が今後どうなるかという期待とも結びついている。」

 

要は、米経済は過剰な借り入れとそれに伴う株高による資産効果で景気が拡大してきたので資産価格が下落すると相当マズイということ、かと思われます。

 

借り入れをしても、支払い金利を上回る収入があればとりあえず問題ありません。収入が仮に無くなっても保有資産の価格が借入額を上回っていれば、やはり問題がありません。でも、収入が支払い金利を下回り、保有資産の価格が借り入れ額を下回ったら、大変なことになります。クレジットリスクです。

 

米国ではジャンク債の価格が大きく下落しているようです。

https://jp.tradingview.com/symbols/AMEX-HYG/

 

原油価格下落に伴うシェールオイル業者向けの融資が厳しくなっていることも背景にありそうです。

 

普通に考えたら、日本も似た状態にあることが推察されます。

 

株価と不動産価格は連動しますので、いずれ不動産価格にも影響するのではないでしょうか。