「米不動産 金融の火種に」(ローン担保証券 格下げ圧力)
今朝の日経4面の記事です。
ホテルや小売り施設向けローンで返済猶予の申請が相次ぎ、ローンを基にした金融商品「商業用不動産ローン担保証券(CMBS)」に格下げ圧力がかかっている、とのことです。
米国も低金利が続いていましたから、日本同様不動産に莫大なお金が流れていました。2月に米国の超高級リゾートフォート・ローダーデールに行った際も、多くの高級別荘の保有者の大半は不動産で稼いだ人だと聞きましたので納得の話です。日本以上に相当バブルが膨らんでいた様な気がします。
今後、ホテルや小売り向けの債券が毀損する可能性は大かと思います。ただ、雇用も毀損していますから、レジデンス系も安泰とは言えなさそうです。
他雑誌の広告も気になりました。
「日経ビジネス」:
コロナ・エフェクト 所得崩壊 年収2割減も現実に。
「週刊ダイヤモンド」
収入激減 定年危機
「東洋経済」
コロナ 異常経済
自動車も結構大変そうです。自動車は裾のの広い産業なので影響大です。鉄鋼も大変なことになっています。
商業用やホテルは当然のこととして、地方製造業で雇用されていた方々向けのレジデンス系アパートも安泰とは言えなさそうな感じです。
正社員ですら雇用の危機を迎えているようです。年収減になれば住宅ローンの返済も厳しくなることが予想されます。
日本・米国は間違い無く多くのお金が不動産に向かっていました。裏付けはありませんが、常識的に考えれば欧州やアジアでも間違いなく不動産向けの融資が多かったのではないでしょうか。
当面は様子見ですが、不動産の投資には絶好の機会が到来するかもしれません。