親子上場解消 2社 流れは続くか?
<ケース1>
「セコム」と「セコム上信越」
尾関社長は「セコム上信越がプライムに残るにはセコム上信越の創業家もしくはセコム本体の所有株を売却するほかなくなる」と指摘。かねて親子上場を好ましくないとする株主もおり、「それなら上場廃止の方がいいと判断した」と話した。 とのことです。
因みに、昨年度末親会社(と同一親会社を持つ別の会社含む)に「短期貸付金」残高が174億円ありました。
<ケース2>
「神戸製鋼」と「神鋼環境ソリューション」
株式交換による完全子会社化です。この手法であればキャッシュアウト無しでM&Aが可能です。株価が高い時には追い風となります。
因みに、昨年度末の親会社(同一親会社を持つ別会社含む)に「短期貸付金」残高が56億円ありました。
東証の再編やコーポレートガバナンス強化に伴う株主からの声が後押ししているように感じます。
神鋼環境ソリューションの例の通り、今後は株式交換によるTOBが主流になるのではないかと考えています。
親子上場で、親会社に対して「短期貸付金」とか「預け金」とか行っている会社については、株主からの批判も多いでしょうから、要注目です。
持ち株のJFEコンテイナーにも期待しています。
昨日は、名鉄株を損切売却、丸紅と三菱商事を買い増しました。
そうそう、TOBが発表となったGCAも売却して利益を確定しました。昨年600円台で購入したのでダブルバーガー以上達成で満足です。