スタフグレーション(?)に備える
ウィキペディアによると「スタフグレーション」とは次のような状況になります。
単純に言えば、不況下の物価上昇です。
金属やエネルギー商品の価格が急騰しています。日本の場合大半は輸入に頼っています。最近は貿易赤字が恒常的になっています。
受け売りなので真偽の程は分かりませんが、
冷戦構造下東側から一次産品の輸入が無かったため世界は恒常的なモノ不足でインフレだったそうです。ベルリンの壁が壊れ冷戦構造が終了したため物不足が解消し、インフレが終息したとのことです。
腑に落ちます。
今は、また冷静構造の始まりと同じようになっています。物不足によるインフレがしばらく続くかもしれません。
足下のインフレは、供給不足によるインフレです。企業の生産性が上がっている訳ではありませんので賃金の上昇につながるか分かりません。もしかしたら、また「リストラ」の嵐となるかもしれません。
個人所得が落ちるようになれば、どうしても個人消費の減少につながります。
当たり前ですが、不況下で株価は下がります。全体的には間違いなくそうなる筈ですが、銘柄によっては上昇することもあります。
そうした銘柄や、そもそも一次産品関連のETF、現物の商品等々 お金を投ずる先はいろいろありそうです。
昨日は、金ETFを買い増しました。日経225ベア2倍型はロールオーバーです。穀物ETFは継続保有です。そういえば木曜日に丸紅を買い増しました。元々保有している商社・エネルギー株は堅調を続けています。
最近購入したお米商社である、木徳神糧、ヤマタネの株価も堅調です。
矛盾していますが、株価下落に伴う配当利回り上昇に目がくらんでJFEを買い建てました。そういえば、昨日ご紹介したJFEシステムズは昨日も堅調で終値で最高値を更新です。
三菱UFJと日立金属はミゼラブルとなりました。大引けでクロス取引を実施済みです。
ただ、ここまで下落してくると他銘柄含めて継続保有するか思案のしどころです。
結構上昇した銘柄も多かったため、指数の下落程傷は負っていませんが、相当額は下落しています。
こういう時自分に言い聞かせるのは、「対株で現金価値は上昇している」です。そうとも思わないとやってられません。
物価上昇と景気後退が長期に続くことは無いと考えています。が、それでもそれは月単位ではなく年単位位で考えて置いた方が良いように思います。
残念ながら、当面は資産を「増やす」のではなく「目減りしない」ようにするため、頭を悩ませることになりそうです。
不況になると株が下がります。
足下は、コストプッシュ型のインフレに備えるべきと考えます。