資産運用を真剣に考える より豊かになるために・・・

セミリタイア生活者が投資で実践してきたこと、実践していることなどを書いてゆきます。

4107 伊勢化学工業 株主総会報告

昨日は伊勢化学工業の株主総会でした。

 

出席株主は30人から40人位。

 

質疑含めて総会は2時間以上に亘り、非常に活発なものとなりました。

 

事前質問状に対する回答は、スクリーンに映し出して一括回答する方式でした。私から株主全員に関係する話なので、是非株主全員に通知することを考えてもらいたいと発言したところ、検討すると回答いただいています。

 

質疑ですが、

 

保険があるとしても災害に備えて一定の金額保持が必要で、その金額は60億円程度であり、かつそれを余剰資金(自己資金)でまかなうつもりである様な発言がありました。また、他人資本導入について「今」は考えていないとのことです。俄かには信じられないものですし、到底受け入れられるものではありません。

 

自社株買いについても、固定株主が多く流通株主比率に抵触する恐れがあるのでしない。ということも受け入れ難い発言です。無償増資と併せて大株主に話をすれば比較的受入れ易いものではないかと思っています。

 

まあ、

退任される社長が今までやってきたことを否定する訳にはゆきませんから、当然と言えば当然の回答だったのかもしれません。

 

株主資本コストが2.39%とであるという回答には驚きました。ベータとか現金を保有することで数値が変るということを別の株主様から教えてもらいました。勉強不足でまだ咀嚼できていません。もう少し勉強する予定です。

 

昨年は事実上私だけが発言をするような総会でしたが、今年は多数の方々が有効な質問をしてくださり、一般株主が何を考えているか十分知らしめることができたかと思います。新社長・新独立社外取締役他経営陣に変えねばならないという強い「圧」となってのではないかと思います。

 

東ガス出身の新任独立社外取締役も、東ガスとは違うなと褌を締め直したのではないでしょうか。

 

今回、株主総会が盛り上がったのが私の手紙発送をきっかけとしたものであったとしたら、とりあえず大成功だったのではないかと自己満足に浸っています。

 

親会社への実質還流であった短期貸付金も減りました。いままで同様のことができなくなることは、親会社からの〇〇Bを招きやすくなりますし、それが出来ない場合にはROE向上を目指さざるを得なくなるものと思います。

 

会場で声をかけてくださった株主の方、予めメールでご連絡下さった方、特に挨拶はしませんでしたが手紙をご持参した方含めて、ご参加くださりました株主の皆様どうもありがとうございます。

 

会社側からの回答は受け入れがたいものばかりではありましたが、延々と質問を受け入れてくれた会社および退任された湊前社長の対応には非常に好感を持つことができました。

 

次はまだ未定ですが、5907 JFEコンテイナーを対象に考えています。