5907 JFEコンテイナーが 親会社との株式交換により親子上場解消に向かうこととなりました。
所謂親子上場解消案件です。私の場合本件で今年2件目となります。
今年は株主名簿閲覧謄写請求権行使済みで、個人株主の総会への出席を促す準備もでき、徹底的に総会で戦う決意をしていたのにちょっと拍子抜けです。
親会社JFEホールディングスとの株式交換比率は1:3.9となります。JFEコンテイナー1株に対しJFEホールディングスの株式3.9株が割り当てられる予定です。
5月6日の終値でJFEHLDの株価は1,594円でしたので、その3.9倍6,216円が割り振られることになります。株価は変動しますので6,000円位と考えておくのがよさそうです。
1株当たり純資産価格10,000強を大幅に下回る、よくありがちな親会社有利の酷い案件となりました。
5月6日終値でJFEコンテイナーの株価は4,815円でしたから、スプレッドは1,000
円程度になる予定です。
総会には出席予定ですが、株式交換の発表で個人株主宛てに手紙を出しても出席率は上がりそうもありませんので、手紙の発送はとりあえず止めて置く予定です。
川崎近海汽船に続き酷い条件の案件が続きます。
親会社に問題があるのは当然ですが、一番の問題は経営監視機能がある筈の株主総会が機能していないところにあると考えています。その理由は、株主が総会に出席しないところにあります。
株式会社は株主の物です。総会には出席ししっかり意見を言うようにしましょう。