資産運用を真剣に考える より豊かになるために・・・

セミリタイア生活者が投資で実践してきたこと、実践していることなどを書いてゆきます。

4107 伊勢化学工業 上方修正 増配 少し変化

4107 伊勢化学工業 年度見通しを上方修正するとともに増配を発表しました。

 

業績の改善はヨウ素の市況や円安効果があり想定通りです。増配は想定外でした。

 

同社については、本年3月末の総会に際し全国の個人株主宛てに手紙を発送・株主を糾合したという経緯があります。

 

親会社への短期貸付金は減っています。少し変化がおきました。株主総会での株主からの問いが効果を発揮した可能性があります。でもまだ残っています。注意深く見てゆく必要があります。

 

経営目標の1つを営業利益としていましたがそれをEBITDAに変更しました。中期経営計画と資金需要の関係を問いただしたのが功を奏したのではないかと思います。増配もその副作用ではないかと考えています。してやったりです。

 

ROEを「6%以上」としているのにはガッカリです。会社が倒産したら、株主の取り分はゼロです。株主は絶えず株価変動のリスクにもさらされています。伊藤レポートの通り最低でも8%としてもらいたいところです。「以上」という部分に期待することとしましょう。

 

相変わらず余剰キャッシュを持ちすぎです。自己資本比率80%超えにもかかわらず、さらに利益剰余金を積み増しそのROEが6%では株主は浮かばれません。他人資本の活用を積極的に考えるべきです。

 

同社については総会議事録の閲覧謄写請求済です。手に入り次第、資料作成、コーポレートガバナンスコード原則5に基づく対話を請求する予定です。