資産運用を真剣に考える より豊かになるために・・・

セミリタイア生活者が投資で実践してきたこと、実践していることなどを書いてゆきます。

アクティビスト活動(某社)

とある親子上場の子会社です。社名は一応伏せておきます。

 

コーポレートガバナンスコード基本原則5に基づき、経営企画担当者との面談を取り付けました。

 

前回の総会時には株主ではありませんでしたが、今は株主です。

 

少し前、本当の物言う外人株主が株主提案をしています。東洋経済の記事にもなっています。その際の総会議事録を入手しましたが、質疑が無い総会に驚かされます。後述しますが、株式持ち合いの弊害があるような気がします。来年総会があれば、徹底的にやりたいと思います。

 

定番のCMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を使って、親会社に利益を還元しています。短期資金という体をなして資金を貸し付けていますが、実際は重層的・ローリング(繰り返し)させることにより、長期の資金貸し出し=実質的な利益還元になっています。

 

当然、金利はCPI上昇率より低いので毎日目減りしています。

 

会社には、資金が必要な場合には資本市場や債券発行により調達するべきと意見するつもりです。CMSもやめる必要はない。けれども資金は貸し出すのではなく借り入れて欲しいとうったえる予定です。資本コスト削減のためにも。

 

事実上の無借金会社です。CMSで貸し出している資金の源泉は利益剰余金です。私以外主張する人はいませんが、一部の株主だけ利益剰余金を自由に使えるということは、その株主だけ享受できる実質的なROEが高くなっていることを意味します。これは由々しき問題です。監査役にも伝えていただき、しっかりした検証を依頼するつもりです。勿論来年の総会で監査役を問い詰める、もとい質問させていただく予定です。

 

株式の持ち合いについても意見する予定です。取引関係の円滑化の中身を聞く予定です。株式持ち合いがないと経済合理性に基づかない取引がなされているのかも確認する必要があります。併せて、契約関係で代替できないかも提案する予定です。

 

対話の最後には親会社と一緒になるべきと強く訴える予定です。なお、その時株主資本を下回るような合併、TOBを良しとする場合、経営陣は全て退陣すべきともいう予定です。

 

質疑のベースとするため、資料の読み込みと基礎データの作成中です。頭が悪いのでどうしても時間がかかります。

 

我が家では「暴走老人」と言われています。まだ老人には早いと思いますが、表現としてはかなり的を得ていると思います。でも「暴走」する位のエネルギーがなければ、世の中変わりません。若い投資家は本業で忙しくオカシイと思っても活動出来ない筈です。早めにF.I.R.E・リタイアした投資家の務めであると思っています。