資産運用を真剣に考える より豊かになるために・・・

セミリタイア生活者が投資で実践してきたこと、実践していることなどを書いてゆきます。

アクティビスト活動 4107 伊勢化学工業 建設的対話実施

先日、伊勢化学工業の本社に伺い面談をしてきました。前回総会でご一緒させていただいた別の株主の方も一緒です。

 

予め質問事項等を教えて欲しいとのことだったので、添付資料を送付しました。対応くださる方が経営幹部で無い可能性が高そうと思われたので、取締役にも伝わるよう文面を工夫してみたつもりです。

 

質問事項だけだと単純な質疑応答に終始しその結果だけが役員に伝わる恐れがあるので、個人株主としての「考え方」と「思い」を込めて資料を作成しました。

 

文面は長いので、概要が分かる様項目と一部さわりだけとりあえず書いておきます。

 

<はじめに>

<資本コスト WACCについて>

 資本コスト2.1%、株主資本コスト2.31%は信じられない。

<地震や津波などに備えるため利益剰余金を現金等として保持することについて>

 株主は全てのリスクを負っている。ゼロになることもあり得る代わりに高いリターン

 が返ってくることが前提。まずはROE8%超が先。

<資本コストおよびCPI上昇率を踏まえた余剰資金の運用について>

 今のままだと、株主のお金が目減りする。

<独立社外取締役の活動について>

<株主資本利益率向上のための自社株買いを親会社と交渉することについて>

 上場基準に抵触する恐れがあると「評価」するだけでなく、解決するために行動して 

 もらいたい。

<CMSの導入と保有現金のミニマム化について>

<親会社AGCによる完全子会社化等経営統合について>

<その他>

<終わりに>

 

全取締役に配布済みとのことです。

 

当然ゼロ回答ではありましたが、資本コストをどうとらえるかについては取締役会でしっかり議論されるとのことでした。全体としては悪い印象ではありませんでした。

 

今年3月の総会以降会社は明らかに変わってきています。

 

親会社AGCへの短期貸付金一時は60億円もありましたが、第2四半期末では15億円まで減っています。尤も別に流動資産の中の有価証券が増えていますので、実態がどうなっているかなかなかつかめません。

 

今までは経常利益や当期純利益だったのが、キャッシュフローを重視したEBITDAなどを重視し始めてくれています。

 

過大な期待は禁物ですが、期待しています。

 

以下会社へ送ったペーパーを添付しておきます。

 

頭が悪いので、作文に時間がかかります。こんなことをしなければもっと投資成績は上がる筈(と思っています。)ですが、社会的貢献と信じてやっています。

 

頭が悪いだけでなく、もしかしたら頭がおかしいのかもしれません。