「強い者、賢い者が生き残るのではない。変化出来るものが生き残るのだ」
進化論で有名なダーウィンが言った言葉です。
実際は後付けでそんなことを言った事実は無い。という説もあるそうです。
ことの真偽はさておき、含蓄ある言葉だと思います。
人として、そして個人投資家としても感じるところ大です。
日本は今までインフレとは無縁の世界でした。が、直近は緩やかながらもインフレの時代に移行しつつあります。少し前まで配当利回り4%といえば高利回りといって間違いありませんでしたが、昨年12月の「コア」CPI上昇率4%と比べるとイーブンな状態になってきています。これが続くか否かは不明ですが、今後電気料金や鉄道バス運賃等の上昇等も考えられることを踏まえれば油断はできません。
インフレ率が4%の世界では、配当利回り4%では実質的に資産が増えないことを意味します。勿論株価が上昇していれば問題ありません。が、株価が下がってしまっては目も当てられません。
短期金利は当然低いままですが、長期金利は日銀が大量の国債を買い入れてようやく抑え込むことができるような時代になってきています。YCCはいずれ廃止になるのは間違いないと見ています。時間軸は分かりませんけど。金利が上昇する世界では、今までとは違う常識が支配する世界になってくるのではないかと考えています。
短期投資は駄目、長期投資が良い。というのが投資の世界では当然の常識の様になっています。でも本当にそれで良いのでしょうか。個人的には短期間の延長が長期であり、短期的、別に毎日とは言いませんが週に1回位は投資のシナリオに狂いがないか確認することが必要ではないかと思っています。
そういえば昔、エクセレントカンパニーという本が出版されて大好評だったことを思い出します。当時エクセレントカンパニーと持てはやされた会社、今はもうありません。
もうすぐ還暦という歳になってきましたが、頭の柔軟性は失わないようにしたいものです。 難しいですけど。