私の投資ポリシー
上場廃止予定の 8191 光製作所を購入
2月12日に上場廃止予定の 8191 光製作所 を100株購入しました。廃止予定としたのは、1月23日開催予定の臨時株主総会で定款の変更が決議されないと上場廃止にならないからです。
事実上のMBOです。買取り予定価格は 6750円/株 取得価格は6660円/株です。半年後には入金される前提で、資金拘束期間は長めですが、投資法人で購入することにしました。想定利回りは大凡年利換算2%程度です。0.8で除すると3%は上回ります。
表向きは上場会社を装っていますが、実態はオーナーによるオーナーのための会社です。コーポーレートガバナンスとか株主対策が大変になったので、一番手っ取り早い方法でスクイーズアウトを企図したものと思われます。
それなりに良い目にも遭っていますが、はっきり言って上場企業としてはあり得ないようないい加減な会社です。ただ、極めて堅実な会社ではあります。無借金です。
2月12日が近づき、思わぬ安値になる可能性もあります。追加で指し値を入れる予定です。
1月末で上場廃止となる 「6478 ダイベア」を購入
親会社である 6473ジェイテクトがTOBを仕掛け、同社は掲題の6478ダイベアの特別支配株主(※)になっています。(※特別支配株主 議決権の90%以上を保有する株主)
会社法179条3項の1により、特別支配株主は少数株主に対して売り渡し請求をすることが可能です。手続きはダイベアの取締役会決議のみです。12月25日に売り渡し請求の取締役会決議がなされ、26日公告がでました。事前通告通り売り渡し価格は1410円でTOB価格と同じです。
公告によると、私を含むダイベア少数株主の権利は1月30日に6473ジェイテクトに移転することになります。
問題は売り渡し対価の支払日です。公告によると「取得日後合理的な期間内」ということなので、その点が曖昧です。ジェイテクトの決算が3月末なので、権利移転後の3月末には売り渡し対価が支払われるものと見なして、資金拘束期間100日で利回りを計算してみました。
細かい計算は避けますが、大凡年利回りで2.5%程度(※)となります。昨年の大赤字を確定申告する予定ですので、本年私は譲渡益に掛かる税金を払う必要が無い見込みです。よって利回りは2.5%/を0.8で除したものとなります。大凡3.1%となります。
(※ 私は昨年12月26日で@1399円/株で購入しました。それ以降100日で年利回りを
計算しています。)
いわゆるTOBについては今までも積極的に取り組んでいましたが、TOB後については積極的に取り組んでいませんでした。今回はトライアルで、権利移転後の実際の対価の支払い他手続きがどうなるか見てやろうという意図で、少額にてチャレンジです。
投資利回りは低いですが、最終的な買取り価格が決まっているので、一定の安心感はあります。うまくいった場合には、余裕資金の運用法として本格的にトライする予定です。
越年は日経225ダブルベアを活用してロング・ショート他
大きなポジションを素で抱え年明け早々から目も当てられない状況になったら困るので、掲題の通り日経225ダブルベア上場投信を買い建て、現物株ロング・日経225ショートポジションにて越年しました。
日経225ダブルベアは寄り成りで売却し、利益を確定しました。保有株は結構下がりましたが上昇する銘柄もそれなりにあり、口座トータルではプラスになったようです。
大きく下がったところで、2477 手間いらず、4666 パーク24、9402 中部日本放送を追加購入、6592 マブチモーターを新規に購入しました。
手間いらずとパーク24は成長性に期待です。中部日本放送はPBR0.3.倍で予想配当利回り3.33%で格安です。無借金会社で保有現金が大量にあります。マブチモーターは、各種指標で割安なうえ、配当利回りが4%台です。
いろいろ購入しましたが、それぞれ吉とでることを期待しています。
株価の見通しと今年の投資目標
株価の見通し
昨年の10月以降日本株はずいぶん下がりました。かなり割安なレベルにまで来ているような気もしますが、米国および中国経済の停滞にともなって売上減が発生すると、株価のさらなる停滞もありそうです。他方、これだけ株価が下押しすると中央銀行特にFRBのスタンスが変わる可能性があります。もちろん経済重視のトランプ大統領も態度を変える可能性があります。意外に中国との経済協議がうまく進展するかもしれません。
不透明感が増したのは間違いなく、企業の設備投資減退や個人消費の後退は、間違い無く株価には悪材料です。株価は、激しくアップダウンしつつ右肩下がりの下落トレンドを継続するものと想定しています。
今年の投資目標
投資でいくら稼ぐかは数値上の目標は立てられませんが、利回り5%超を目指して頑張りたいと考えています。そのための具体的な施策は次の通りです。
TOBを中心とした裁定取引への積極関与
従来以上に、取り組みを強化する予定です。投資金額の増、株式交換案件への積
極的な取り組み強化、買取り請求への取り組み強化等
投資法人の積極活用
株主優待については、昨年設立した投資法人を積極活用するとともに、子供の口座
も積極活用してゆく考えです、IPOも積極活用予定です。
森ではなく「木」を見る
経済全体が停滞しても、個別企業に目を向けると健闘している会社はいくらでもあ
ります。成長企業には積極的に投資する予定です。
終わりに
昨年はとんでもない結果になりました。ただ、クロス取引をしつつ取得コストを上げてきた銘柄が多数で、昨年だけ見れば大きなマイナスですが、トータルではもちろんプラスになっています。今年は、配当や譲渡益が出ても税金を支払う必要がなくなりそうです。こうしたメリットを目一杯つかって、利益を上げてゆきたいと考えています。
投資用の法人設立後半年が過ぎて
1.はじめに
投資用の法人を設立してから半年がすぎました。もう少し時間の経過を待たないと厳密な意味での成功・失敗の評価はできませんが、今までの結果と誤算を書いてゆきます。法人は設立費用の安い「合同会社」にしました。
2.法人設立の背景
元々個人で主に私鉄定期券を中心とした株主優待を取得、ヤフオクで販売していました。所得については、一定の経費を織り込んでから雑所得として確定申告しています。
税金面で不満はありませんでしたが、社会保険料が国保で結構高いのが不満です。そこで法人を作ったらどうなるか、半信半疑、トライアルで作ってみたのが設立の経緯です。
3結果と誤算
(1) 結果
① 良かったこと
○ 優待が2重にとれたこと。投資主体が倍になったので1つしかとれなかったのが2つとれるようになりました。
○ ややマニアックですが、同じく投資主体が倍になったので、ストップ高比例配分も倍とれるようになりました。まだとれていませんが、理論上はIPOもとれやすくなる筈です。
○ 外食の費用、鉄道・バス等の交通費は全て経費に入れています。車のガソリン、駐車場代、高速道路代の半分までは経費に入れることができるといわれています。
② 悪かったこと
○ 税理士に支払うお金が増えました。年間21万円程度の予定。
○ 手間が増えました。
(2)誤算
元々は法人自らがヤフオクで優待券を売却する予定でしたが、なんとヤフオクで法人が売買するには、結構高いハードルがありました。これは大きな誤算です。結局、私自身が法人から優待券を買い取ってヤフオクで売却する形にしました。
3.終わりに
誤算はありましたが、いまのところ当初目論見通りに行っています。自身の国保がどうなるかわかりませんが、それももうすぐわかるでしょう。工夫次第でもう少し拡大することができる見込みが立ちましたので、成果がわかりましたらまたご報告いたします。
ブログ作成に苦戦しています。見苦しい点ご容赦ください。