資産運用を真剣に考える より豊かになるために・・・

セミリタイア生活者が投資で実践してきたこと、実践していることなどを書いてゆきます。

職業・立場による役得(?)

昔聞いた話です。東○大学付属病院の医師に「お車代です。」と製薬会社の社員が百万円を渡したそうです。医師からは「君、これでは車は買えないじゃないか。」という返答がかえって来たそうです。勿論「お車代」とはタクシー代金のことです。医薬分業が進んでいる最近では無くなっているのではないかと思いますが、どうなのでしょう。

 

関電の役員が大量の金品を受け取った話が話題になっています。電力会社はいろいろな企業の大口顧客になります。今回の件は特別にしても、色々な役得(?)があるのは間違いないでしょう。

 

私が若い頃とある大手企業で購買担当になった時もなかなかのものでした。毎週末のゴルフではいつも賞品を頂戴していました。賞品の中には、小判ならぬクルーガーランド金貨があったこともあります。1/10ozで1つでした、念のため。お迎えは当然黒塗りの車です。社宅のそばに来ると誤解を招くので、いつもバッグを担いで長い距離歩いたことを思い出します。お中元お歳暮も沢山頂戴しました。

 

接待も沢山受けました。私費ではとても行けませんが、仏料理のプルニエやサバティーニ、ステーキの哥利歐、いろいろなお店に行ったことが思い出されます。プルニエでは調子に乗ってキャビアをおかわりしていまいました。これ以外も毎晩のように銀座や六本木へのお誘いを受けていました。

 

事の善悪はともかくとして、職業や立場でいろいろな役得があるのは間違いないところだと思います。

 

社会通念上問題という指摘がありますが、世の中の標準はどうなのでしょう。私自身の場合、当初は驚きましたが対価としての便宜供与も行ってもいませんでしたし、職場の皆が当たり前のように受け取っていたことから、すぐ職場の常識として慣れることにしてしまいました。