資産運用を真剣に考える より豊かになるために・・・

セミリタイア生活者が投資で実践してきたこと、実践していることなどを書いてゆきます。

「言うだけ無料(ただ)」 生活の知恵?

写真は伊豆大島の波浮港です。緊急事態宣言が解消されたので思わず行ってしまいました。私自身がウィルスに感染していないとも限りませんので、接岸は勿論上陸もしません。早く上陸できるようになれば楽しみも広がるのに・・・。もう暫く我慢が続きます。 f:id:samancor_ore:20200531072209j:plain



さて、表題の「言うだけ無料(ただ)」です。

 

先日、とある金融機関での出来事です。

 

その金融機関では、ある条件をクリアすると次の1ヶ月間に限り特定の取引に関わる手数料が無料になるという特典が頂戴できることになっています。

 

あらかじめ電話で詳細を確認し、段取りを整えその段取り通り条件クリアのための施策を全て実行しました。

 

自宅から金融機関まで徒歩20分程度、途中結構な坂があるのでそれなりのエネルギーを消費します。手続きにも時間がかかります。終わった時には一仕事を成し遂げた感がありました。

 

ところが、1点だけすべきことが欠けていて、規約に従えば条件がクリアされていないことが判明しました。

 

がっかりです。

 

因みに事前に電話でお話をさせていただいた方からは、その点については言及がありませんでした。

 

条件を満たしていないのは明らかです。でも事前に確認したときにはその条件について言及がありませんでした。しかしながら金融機関はルールに厳しいところです。難しいかとは思いましたが、「言うだけであれば無料(ただ)」です。

 

何とかならないか交渉です。

 

事前に電話でお話した際、その条件に関する言及がなかったこと。条件というのが本質的にさほど重要ではない形式的なものであること。それなりのエネルギーを消費して達成したこと。さらに、大口顧客であること。加えて、いわゆる「便宜供与」には該当しないこと。等々をやんわりとお伝えしました。ハードネゴシエーションというよりかは、哀願するような形で対話は進めました。

 

たまたま、事前に電話でお話した人が対応してくれたため、事情を良く分かってくださり、社内で前向きに検討いただくこと約束してくださりました。

 

1週間ほどして、無事特例として認めて貰うことができました。

 

最近は法律・ルールが厳しくなり、どの現場でも裁量範囲が狭まってきているように感じます。それでも合理的に説明したり、感情に訴えたりすることで、上司や関係先への働きかけをしてくれることがあります。

 

「言うだけなら無料(ただ)」です。でもそれはあくまでも顧客サイドの話。顧客からのクレームや要請を受けた担当者にとっては、ある種の厄介事でしかありません。担当者をその気にさせて上手く動かすことが肝要ではないかと思います。

 

上手くいったことで、2万円程費用を浮かすことができました。