東芝 TOB(?) 頭の体操
迷走する東芝の経営。かつての名門は一体どうなるのでしょうか。
下は日経に出ていた記事です。
記事によると「日本産業パートナーズ」が優先交渉権を持って東芝側と交渉を続けているようです。
まだ金融機関からの融資確約の見込みはまだ得られていないとのこと。
記事によると総額2兆2千億円程度となる見込みだそうです。
直近の決算短信を見ると、第二四半期の期中平均発行株式数が出ています。
4億3264万1619株になります。
総額2兆2千億円は丸めた数値です。四捨五入されたことを考えると下限は2兆1千500億円のはずです。
この金額を発行株式数で除すると4,969円/株となります。
昨日の終値は4,441円です。TOB価格(予想)とのスプレッドは500円近くあります。
単純利回りは10%を超えます。実際は実施時期によりますが、新聞記事によると年度内にTOBをしたいとなっています。
今後3カ月間での実施になれば年換算利回りは40%程度となります。
ただ、不確定要素が多すぎます。こんな記事も出ています。
TOBを信じた信用買いもかなり入っています。信用での買い建てですから、相場環境が悪いと株価は簡単に崩れます。
実は昨日の始値で少し買ってしまいました。
TOB期待があれば下値は限定的の筈ですが、思いの外結構下がるというのが「日立金属TOB」で学んだ現実です。
今年はまだ損益通算余地が沢山ありますので、クロス取引による損益通算で年内は損失に耐え、来年に期待しようと考えています。
上手く行くでしょうか。私、握力がめっぽう弱いのですぐに手放すかもしれません。