資産運用を真剣に考える より豊かになるために・・・

セミリタイア生活者が投資で実践してきたこと、実践していることなどを書いてゆきます。

5008 東亜石油TOB By 出光興産

5008東亜石油がTOBされることになりました。

 

TOB価格は1株2450円です。どちらかと言うと衰退業界です。1株当たり純資産額は2118円ですので、普通に考えればTOB価格を上回ることはなさそうです。

 

2021年2月2日が申し込み期限で、決済は2月9日です。

 

申し込み証券会社は大和証券です。

 

年跨ぎのTOBです。個人の株主から益出しとか損出しの売却が出る可能性があります。思わぬ値を付ける可能性があるので要ウォッチです。

 

期間がそれなりに長いので、利回りが十分得られない限り年内の参入はしない予定です。

 

株価2435円TOB価格とのスプレッド15円以上になれば考えます。

 

 

S級IPO当選 多分最初で最後 

4166 かっこ という銘柄100株がSBI証券で当選しました。

SBI証券でのIPO当選は久しぶりです。ましてやS級のIPOは初めてです。

 

保有しているポイントと、ありったけの資金を投入してみました。

 

ヤフーファイナンスのコメント欄を見る限りポイントだけによる当選とは考えにくく、かと言って投入資金だけとも考えにくいので、両方セットでの当選だったのではないかと思われます。

 

資金の一部は、亡くなった伯母から遺贈されたお金で再来週に納税期限を迎えます。

 

遺贈の場合、かかる税目は相続税で通常の2割増しとなります。伯母の場合税理士によると税額は7割程度になるであろうという話です。因みにこれは伯母の資産総額によって決まるもので、私が遺贈された金額によって税率が決まるものではありません。

 

納期限までに少し間がありますのでその間、リスクが少なく、かつ利回りが高い運用方法がないかと模索したうえでたどり着いた方法です。  

 

IPOの結果は未定ですが、下馬評だけで考えると上手くいったように思えます。

 

亡くなった伯母、晩年大分お世話をしましたが、過去それ以上にお世話になっています。上手くいったら、ご報告する予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9202 ANAホールディングス 公募増資(PO)申し込み「損して得とれ」

とある対面型証券会社営業担当者から連絡が来ました。

 

それなりに大きな公募です。売り禁状態なので安定操作期間中もつなぎ売りはできません。

 

株価は上昇してきていますので、ディスカウント株価で購入出来ても決して安い買値ということにはならなさそうです。

 

反面、この増資があれば当面ANAの財務は安定します。欧米が中心ですがワクチンの接種もはじまりそうです。

 

コロナ禍第3波のピークはもう少し先のような感じですが、そろそろピークになりそうな気もします。

 

営業担当者は否定していましたが、「申し込んで欲しい」感が電話口から伝わってきます。それなりに苦戦しているようです。

 

結論として、一定量引き受けることにしました。

 

損失はまず間違いなさそうですが、年内であれば直近の株価上昇で相殺財源となる含み益が相当あります。

 

また、その証券会社主幹事の有望IPOが年末にかけて結構出てきそうです。営業マンとの間には「貸し借り」の暗黙の了解があります。今回のANA POは当然営業マンへの「貸」になります。

 

ANAの公募を申し込むことによって損をしても、その損を上回る利益をIPOで得るという、希望的なスキームが一応出来上がることになります。勿論保障はありません。

 

「損して得とれ」を目論んでの申し込みですが、果たしてうまく行くでしょうか。

 

「捕らぬ狸の皮算用」かもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12月は個人にとって節税の月 株式投資は損益通算を忘れずに

個人にとって12月は最終決算の月です。

 

脱税はもちろん違法ですが、節税は合法です。

 

株式投資も損益通算で節税が可能です。

 

個人の場合特定口座を利用されている方が大半かと思います。特定口座の場合、含み損を顕在化する取引をするときに注意が必要です。

 

現物を売却し同じ日に同じ値段で現物を購入すると、取得単価は従前の取得コストと平均された単価となります。結果、てっきり含み損全てが顕在化すると思っていると、当てが外れることになります。

 

含み益が増えてきましたので、含み損を抱えた銘柄との損益通算取引を進めることになります。損益通算しきれなかった分については越年予定です。

 

それを避けるために、特定口座と一般口座の間でクロス取引をしたり、現物売り信用買いで翌日品受けといった方法が考えられます。一般口座を使用すると確定申告が面倒なので、今は専ら信用取引を利用しています。

 

 

2714 プラマテルズ TOB PBR1倍割れTOB 

双日H子会社プラネットが 2714 プラマテルズのTOBを発表しました。

 

TOB価格は770円です。

 

四季報によるとプラマテルズの1株当たり純資産額は1,221円。PBR1倍割れのTOBとなります。

 

プラマテルズの資産内訳をみる限り、取引先の株をそこそこ保有しているようですが、換金性の高い資産はあまり保有していないようにも見えます。

 

四季報によると特定株主が結構幅を利かせています。2/3を超える67.4%を占めています。

 

PBR1倍割れのTOBなので買い向かいたい気もありますが、現在旅先中にて今回は見送り予定です。

 

今回も、「PBR1倍割れのTOBには買い向かえ」の法則は成立するでしょうか。

 

TOB案件が増えてきています。資本効率を向上させるという意味で非常によいことではないかと考えています。ただ、案件が増えてきてフォローするのが若干難儀になってきています。

 

東京ドームのTOBもウォッチする必要がありますし、結構忙しくなりそうです。

 

TOB NTTドコモ、4557 医学生物学研究所 4321 ケネディクス他

NTTドコモの決済は明日11月24日です。自分としては過去最大限の規模で取り組みました。無事クローズを迎えられホッとしています。

 

足下、4557医学生物学研究所のTOBについても取り組んでいます。12月17日には決済となる予定です。

 

4321 ケネディクスもTOBされることとなりました。不動産案件なので地震が怖いところです。天災で保有資産が大きく棄損した場合、不可抗力としてTOB価格の見直しは十分ありうると考えています。安全第一で取り組むべきTOB案件ですので、この件は見送ろうか迷っているところです。規模を縮小して取り組むかもしれません。

 

4115 本州化学のTOBはまだ期限が大分先です。年末で利益を確定する向きもあると考え、TOB価格を大幅に下回るところに指値を入れ続けています。ひっかかると良いけど果たしてどうでしょう。

 

 

 

 

ウェルスナビについて考えてみた

最近TVCMでもよく見るようになりました。

 

資産運用の一形態としては「ありかな」と思います。が、個人投資家の端くれとしてはあまりお勧できません。少なくともこれは「投資」ではないですよね。

 

ウェルスナビのHPに出ていたキーワードをベースに考えてみます。

 

<「富裕層も行っている「長期・積立・分散」の資産運用」> 

功成り遂げた富裕層は行っているかもしれません。でも「長期・積立・分散」では富裕層にはなれません。富裕層になるためには、仕事とか投資に集中することが肝要です。

しかるべき時にはリスクを恐れず集中しなければ絶対富裕層に入ることできません。富裕層になったら、ウェルスナビは良いかもしれません。

 

<「資産運用のプロセスを全て自動化」>

「愚民政策」の香りがします。なんでも自動でやってもらえると楽です。でも自動化の元となるアルゴリズムがいつも正しいとは限りません。考えることを放棄させ、毎月気にならない程度の額を振り込ませたらしめたものです。勿論ウェルスナビにです。

 

<「世界50か国11,000銘柄に自動で分散投資」>

分散投資はリスクを抑えますが利回りを犠牲にします。大した利回りが稼げないのであれば、副業をしたり昇給を狙ったりしたほうが利益が得られる可能性があります。資産運用だったら不動産という方法もあります。今一度よく考えられることをお勧めいたします。

 

<「ノーベル賞受賞者の理論に基づく資産運用」>

ノーベル賞受賞者の資産運用と聞くと、かつての「ロングターム・キャピタル・マネジメント」のことを思い出さずにはいられません。同ファンドは結局アジア通貨危機の際破綻しました。ノーベル賞受賞者が投資の世界で成功しているとは限りません。私個人はバフェットやグリーンブラットの方法を参考にしています。ご両名ともノーベル賞は受賞していません。

 

<「「長期・積立・分散」でリターンの最大化を目指す。」>

投資には集中が肝要です。勿論集中にはリスクが伴います。でも事前に勉強・調査すればリスクの低減は可能です。分散ばかりしていたら利回りが下がります。このやり方でフィーを稼げるのはウェルスナビです。今度IPOをされるそうですから、投資家向けの資料からとってきた言葉かもしれません。このセンテンスの冒頭に「ウェルスナビは」という言葉を入れると腑に落ちます。

 

<「長期投資にふさわしい金融商品を厳選」>

金利の場合、長期金利というと1年以上のお金を貸し出す際に適用されるものを指します。新聞やテレビ等で言われる長期金利は10年物国債の利回りをさすようです。さて、ウェルスナビの「長期」とは具体的に何年を指すのでしょうか。「長期的に我々は皆死んでいる。」とケインズが言ったそうです。死ぬ際にお金は必要ありません。あの世にお金をもってゆくことはできません。

 

勘違いしている方が多いようですが、同じリターンが得られるのであれば「短期」の方が良いに決まっています。「長期」絶対主義は危険です。

 

自分で考えるには時間が必要です。手間もかかります。でもその分利益が増えます。資産運用や投資で成功去れている市井の多くの人は、普通の人です。そうでない方々との違いは、考えて実践することだけのような気がします。

 

IPOをされるそうです。申し込むつもりはありませんが、ウェルスナビの株を買うのはありかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさかのMBO成立 5614 川金ホールディングス 

昨日、PBR1倍以下のMBOには買い向かえ と書いたばかりの 5614 川金ホールディングスですが、なんとMBO成立の運びとなりました。

 

正式発表があってから多分1度も400円/株を割らなかったにも関わらずの成立です。正直びっくりしました。

 

私の場合大分前に市場で売却してしまいましたので損失を被ることは無かったのですが、MBO価格引き上げは必須と考えて株を購入されていた方は、ショックだったのではないでしょうか。

 

当初は出さない予定の配当も出したので、その分が従来からの株主にとっては実質MBO価格の引上げになったことも背景にあるかもしれません。

 

その代わりと言っては何ですが、3751 日本アジアGrと1782 常磐開発は値上がりしています。特に 1782 常磐開発の値上がりはすごいものでした。

 

それでもまだ1株当たり純資産額とは3,000円近く離れていますので、もう一段の値上がりもあるやもしれません。外国人の持ち株比率も高いですし。要注目です。

 

私は、残念ながら他の案件にかかりっきりで、両銘柄に関与することはできませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

「PBR1倍未満のMBOには買い向かえ」 現在進行中MBO3件の状況

PBR1倍を下回るMBO(マネジメント・バイ・アウト=経営陣による公開買い付け)が3件進行中です。他にもあるかもしれませんが、私が確認しているのは次の3件です。

 

<3751 日本アジアグループ>

   MBO価格   600円

   1株当純資産額 839円

   足下株価   678円(11月17日終値)

 

<1782 常磐開発>

   MBO価格    7,800円

   1株当純資産額 12,056円

   足下価格    7,930円(11月17日終値)

 

<5614 川金ホールディングス>

    MBO価格   388円

    1株当純資産額 860円

    足下価格   443円(11月17日終値)

 

足下の株価はいずれもMBO価格を上回っています。1株当たり純資産額を下回る価格でのMBOは怪しからんという市場からのレッドカードかと思います。

 

私も、それに基本的には賛同する立場です。1株当たり純資産額を下回る価格でのMBOは勘弁してほしいものです。

 

安い株価で放置していたにも関わらず、会社の実態をよく理解している経営者が安値で株を買い占めるというのは言語同断です。

 

ただ、そうした株価を放っておいてMBOになってから文句を言う市場参加者に全く問題が無いかというと、ちょっと疑問ない訳ではありません。

 

「1株当たり純資産額を下回るMBOには買い向かえ」の原則は、まだ生きているようです。

 

5614 川金だけは少し利益を得ることができています。残念ながら他の2社は未参入です。1782 常磐開発はまだ1株当たり純資産額を大幅に下回っているので、もしかしたらちょっとだけ参入するかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

4115 本州化学工業 TOB 他

三井化学と三井物産が合同で、4115 本州化学工業のTOBを発表しました。

 

TOB価格は1830円/株です。

 

国内外競争当局における許可が必要とのことで、2021年5月頃にはTOBを開始できる見込みのようです。

 

同様のケースでホンダによる系列部品メーカーのTOBの場合は、事案の発表そのものは昨年10月末でしたが、実際のTOBは今年の9月になってからとなりました。コロナによる影響もあったのでないかと考えられます。

 

来年の5月頃に開始となっていますが、開始時期はもっと後連れになることも考えられます。

 

国内外の競争当局からの許可を必要とするTOBの場合、期間が長くなることもあり、TOB価格と市場価格との乖離が「え、こんなにあっても良いの?」というようなレベルになることも多々あります。

 

十分なスプレッド(TOB価格と市場価格の差)がとれるようであれば参加予定です。

当面は様子見となります。

 

目下TOBはNTTドコモに全力投球中です。ソフトブレーンのTOBが成立しましたが決済が17日からなので、それまでは結構資金タイトな状況です。

 

 

 

 

8951 日本ビルファンドを打診買い

Jリートの老舗で、三井不動産がスポンサーに8951日本ビルファンド投資法人を打診買いしました。

 

足下の利回りは4%程度。投資口価格は過去5年で最低レベルあります。

 

まだ下がる可能性はありますが、その時は買い下がろうと考えています。

 

米国大統領選挙もありますし、コロナの影響もあるので陰の極はもう少し先に思えますが、なかなか底値で買うのは難しいと考え、とりあえず打診買いに至った次第です。

 

僅かな口数なのでもう少し欲しいと考えています。

 

金曜日に日経225ベア2倍型ETFを新規に建てておきました。

 

 

 

 

島忠 TOB 他 IPOとかIPOセカンダリーとか小技で頑張るも・・・・

ニトリの島忠へのTOB価格が@5500円ということが発表されました。@5000円は超えると考えていましたが、@5500円には少々驚きました。

 

余力資金がNTTドコモ他いろいろなところで拘束されていますので、事前の仕込みは400株のみ。それでも余裕で10%位のリターンとなりそうです。年利換算だと120%位になります。

 

島忠株は、DCMが買収するというニュースで買いDCMが正式発表してから一度売却をしています。今回はニトリが買収するというニュースで買い昨日の正式発表を踏まえて本日売却ですので、おいしい目にあうのは2度目になることになります。

 

先日配分を受けたプレミアアンチエイジングは初値で全て売却しました。その後大分価格が下がりましたので、200株購入、内100株は昨日中に売却しました。プレミアムアンチエイジングでも2度おいしい思いをさせていただいています。

 

小技で頑張っていますが、本家本元の株式では若干苦戦気味です。決算発表でよい方向に行くことを願っています。

 

 

4043トクヤマの株式交換による6722エイアンドティー完全子会社化

昨日発表がありました。株式交換による、一種のTOBです。現金を交付する代わりに親会社の株式を交付するというものです。

 

株式交換比率は、トクヤマ 1 に対しエイアンドティー0.68となっています。

 

エイアンドティー1株を保有していればトクヤマ株0.68株と交換してくれるということになるます。

 

昨日の終値は、トクヤマ 2591円 エイアンドティー 1342円です。

 

エイアンドティーの株を1株(1342円)を購入すれば、トクヤマの株0.68株(2591円*0.68=1761円)を手に入れることができることになります。価格差が419円あります。

 

普通のTOBとは違いますが、価格差があれば裁定が働きます。

 

昨晩エイアンドティー株はPTS市場でストップ高になっています。

 

株式交換期日は来年の2月1日です。

 

トクヤマ株売りのエイアンドティー株買いでチャンスをうかがって行く予定です。

久々のIPO 4934 プレミアアンチエイジング 

久々にIPOを獲得することができました。

 

4934 プレミアアンチエイジング 900株

 

大きく上昇することは期待していませんが、多少なりとも上昇を期待しています。

 

米国大統領選1週間前。波乱が起きないことを祈っています。

 

 

ニトリ 島忠買収に名乗り DCMのTOBに対抗

今朝の日経朝刊にでていました。日本では珍しい対抗的なTOBです。ホワイトナイトでもありません。

 

録画していたWBS(ワールド・ビジネス・サテライト)にニュースが出ていましたので、昨晩の段階でご存じの方もいらしたのではないでしょうか。

 

四季報によると島忠の1株当たり純資産は4,608円。DCM提示のTOB価格は4,200円です。実は少し割安ではないかと思ってはいましたが、相思相愛のTOBだしこれで決まりと考えていました。

 

ニトリはROEが高いだけでなく、自己資本比率も高い会社です。キャッシュもたくさん保有しています。

 

に比して、DCMはそこまでキャッシュリッチではありません。

 

ニトリが提示するであろうTOB価格ですが、どうなるでしょう。

 

少なくとも1株当たり純資産に当たる4,608円は上回るはずです。かつ、DCMに断念してもらい、加えて島忠経営陣の未練を断ち切るレベルの株価を提示する必要があると考えます。

 

全くの想像の域は出ませんが、少なくとも5,000円/株程度の価格は提示するのではないかと考えています。

 

本日の島忠株のストップ高水準は4,895円です。チャレンジする価値はありそうですが、足下NTTドコモに相当資金を拘束されています。他の投資案件もあります。様子見しながらどうするか考えます。

 

先週の金曜日、100株だけ保有していた島忠株を売却したばかりです。ちょっと残念。

 

人口減を見越した企業の合従連衡が進みつつあるようです。差別化が難しい業界を中心に企業の合併が一層進みそうです。個人的には陸運に注目しています。