日米長期金利がジワリと上昇 潮目は変わった?
日本国債10年のチャートです。期間は1年。
足下の金利は0.13%。結構シャープに上昇しています。コロナ前のレベルには到達しています。
日銀の黒田総裁が就任したのは2013年。その頃の金利は0.75%。足下の6倍程度あります。それに比べれば、まだまだ断然低いレベルにあります。
米国の10年物国債金利は1.8%弱です。急激に上昇しています。因みに2018年11月には3%を超えていました。新聞やニュースを見る限り、FRBは実質的な金融引き締めに向け強く舵を切っています。
日本は開かれた国です。金利の上昇はいろいろな形で国内に伝播してきます。
「黒田バズーカ」を放った黒田東彦氏の総裁任期は来年の3月まで。後任人事も含め様々な思惑が働くのは必須です。
少なくとも、今までの世界的「超」低金利時代は終わりつつあるように見えます。
潮目が変わったとまでは言いませんが、変りつつあるようです。
超低金利を前提としたような金融商品、特にレバレッジを効かせたような投資先については見直しが必要かもしれません。