株主提案は買い(!?) 4551 鳥居薬品 9749 富士ソフト
4551 鳥居薬品の総会に向け株主提案が出されたとのニュースが出たのは1月21日(金)です。翌週の月曜日には長い陽線が立ちました。
初値2,759円終値2,907円です。因みに前日終値は2,760円です。
株主提案の中身は至極真っ当なもので、普通の方が見れば当然と思われるような内容になっています。
株価は現取締役会から反対の声明がでる2月10日まで上昇し、2月10日の終値は3,205円になっています。
翌2月12日には、現取締役会の反対声明を受けて大きく下落します。私はその際ちょっと買い増しをしました。
9749富士ソフトの場合は若干違います。
2月17日AM10時に、現経営陣が提出されていた株主提案に反対の表明を出しました。
それまで一切表に出ていなかったので、一般株主が株主提案を知ったのはその後からになります。実際にマスコミに出たのは翌日早朝からなので、翌日まで知らない投資家も多かったと思います。
2月18日の株価はギャップアップして始まります。初値5,300円終値5,510円です。前日終値は5,220円でした。
富士ソフトの方が、忙しくて取り組みを失念していました。
単純には言えませんが、両者とも余剰資金を上手く活用(株主還元含む)していないことを衝いたものとなっています。
資金の活用法(株主還元含む)を改善すればROEも上昇し、株価も上昇する。株主提案で経営陣の意識が変わるのではないかとという期待で株価が上昇したものとなっているというのが私の見立てです。
「株主提案は買い!」と断定までできませんが、会社が良い方向に向かう提案であれば取り組む価値があるものと思います。