資産運用を真剣に考える より豊かになるために・・・

セミリタイア生活者が投資で実践してきたこと、実践していることなどを書いてゆきます。

投資の視点 東京証券取引所は少数株主保護の手続きについて検討を進める 日経朝刊から

今朝の日経記事に出ていました。

 

東証のHPを見ると次のようになっています。

 

株式会社東京証券取引所(以下、「東証」という。)は、2020年9月1日に、従属上場会社における少数株主保護の在り方等に関する研究会による「支配株主及び実質的な支配力を持つ株主を有する上場会社における少数株主保護の在り方等に関する中間整理」(以下「中間整理」という。)及びその概要を公表いたしました。

 

https://www.jpx.co.jp/equities/improvements/study-group/index.html

 

研究会の発表はしっかりフォローさせていただいています。

 

大株主である親会社からの支配により、上場子会社の少数株主が非常に不利な立場に置かれている場合が多く、私が保有している上場企業でも少数株主は虐げられています。

 

色々なケースが考えられますが、私が株式を保有している会社では、CMS(キャッシュ・マネジメント・システム)という名目で余剰資金が親会社に吸い上げられています。

 

子会社のB/S上を見ると「預け金」となっています。短期の金利で親会社が預かり(実質的には貸し付け)、長期にわたってそれを継続することで親会社は長期借入金の支払い金利をセーブしています。

 

一方少数株主は、本来得られるべき配当や自社株買いで還元を受けることができず、低いROEを甘受せざるを得なくなっています。誠に腹立たしい。

  

経済産業省がオブザーバーになり、CMSの問題点につき研究会で指摘をしています。

 

東証には是非とも取り組みを進めて欲しいと考えています。

 

親子上場の解消は時代の流れです。投資のチャンスにもなると思います。