TOB NTTドコモ(9437)
写真は、現代美術作家 杉本博司氏 が作った小田原にある江之浦測候所の写真です。杉本氏はつい最近日経「私の履歴書」に出ていた方です。
モダンアートは私のような人間には理解しがたいところがありますが、この測候所は楽しむことができました。
さて本題です。
NTTによるNTTドコモ(9437)のTOBが発表されました。
TOB価格は3,900円/株です。
期間は、9月30日~11月16日で、決済は11月24日からとなっています。
申し込み先証券会社は三菱UFJモルガンスタンレー証券(以下三菱証券と略)です。auカブコム証券は入っていません。同社はKDDIの子会社だからという配慮からでしょう。
昨日、10月2日に参戦しました。購入価格は、@3880円~@3878円です。
手数料、株式移管料、TOB価格との差を踏まえて計算すると、直接利回り0.5%前後になります。通常インターネット証券では手数料にシーリング(上限)がありますので、利回りは購入株数によって差がでてきます。
移管手数料は、500万円以上であれば三菱証券が負担するとのことでした。
購入日10月2日で決済日が11月24日なのでが、期間は54日です。利回りを計算する場合、TOBの申し込み期限を使用するのではなく、決済開始時期を使います。
0.5/54日*365=年利3.3%位になります。
因みに、特定口座が赤字の場合税金がかかりませんので、利回りは3.3/0.8=4.1%程度となります。
TOBの対象となる銘柄の株価は申し込み期限が近づくにつれて高くなります。投資期間が短くなるので、その分TOB価格との差が小さくなっても利回りが稼げるからです。株価のピークは、TOB申し込みの1週間位前になるケースが多いようです。通常、証券会社を移管するのに最低でも1週間以上かかることがその理由です。
4779 ソフトブレーンのTOBも申し込んでいますので、TOB向け資金は過剰気味です。中途で利益確定してしまうかもしれません。