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セミリタイア生活者が投資で実践してきたこと、実践していることなどを書いてゆきます。

4107 伊勢化学 株主総会事前質問状を個人株主1641人へ配布

昨年も「株主総会事前質問状」を提出し、総会で30分位質疑をさせてもらいました。ただ、しょせんは個人株主1人の戦い、孤軍奮闘したものの大した成果は得られませんでした。

 

唯一の成果(?)と思われるのは、昨年6月に独立社外取締役を委員長とする「支配株主等との重要な取引等に関する委員会」が設立されたことでしょうか。実際は別の動機によるものかもしれませんが、私の成果とでも思っていなければやってられません。

 

昨年と同じことをやっても経営陣に動いてもらうことは困難と思い、今年は「株主総会事前質問状」を他の個人株主にも事前配布し、問題認識の共有化を図り併せて総会への出席をお願いすることとしました。

 

写真は、送付前の封筒の束です。1束100枚で18束あります。

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今後、同じことにチャレンジされる方もいるかもしれません。後学のため、どんなことをやったのか簡単に書いておきます。

 

株主名簿閲覧謄写請求権は株主の当然の権利です。

 

A4判とA3判の2通りの名簿を準備してもらいました。コピー代は5千円程度です。残念ながら電子データでは頂戴できません。A3判を求めたのはA4判だと文字が判読できないかもしれないと思ったからです。結果的にA3判は不要でした。

 

資料を郵送するためには宛名ラベルを作成する必要があります。紙データを読み取りテキストデータ化する必要があります。これが最大の難関です。とにかく文字化けが酷い。長男にバイト代を支払い対応してもらいましたが、長男が言うには確認作業も含め30時間程度かかったとのことです。バイト代は技術料含め最終的に8万円程度になりました。これさえ効率化できればハードルは大幅に下がります。何か良い知恵はないでしょうか。

 

資料のコピーは、表紙1枚と事前質問状4枚です。最終的に送付した部数は1641部でしたが、コピー段階では1750部しました。コピー代に6万円以上かかりました。重くて運べないので3回に分け、タクシーで家まで運びました。

 

資料の三つ折り、宛名ラベルの貼り付け、封筒への封入は全て私がやりました。還暦まじかの老体には結構こたえますが、不可能なレベルではありません。次回3月末決算企業の時には、3つ折り不要の封筒を使用するか検討中です。

 

郵便局に持っていったらその場で数を数えて欲しいといわれたのは想定外でした。数の勘定までは長男が助けてくれましたが、その後「料金後納」の押印作業は私1人でやりました。送料は15万円位かかりました。

 

費用は総額30万円程度でしょうか。後私の労働時間は無償にしましたが、その分をお金に換算するともう少しかかったことになります。

 

一応ほぼ全国の個人投資家宛てに送付しましたが、現実的に総会への出席をお願いすることを考えれば関東近郊の方だけに限るべきだったかもしれません。遠距離の方にはSNS等で公開し、近場の方にだけ送付するような方法もありそうです。また、男女差別と言われるかもしれませんが、女性の方に送付するのは無駄かもしれません。

 

今回は、送付した個人株主の中に「名古屋の長期投資家」(なごちょう)様がいて、質問状をツイッター上に公開していただきました。ありがたい限りです。感謝してもしきれない位感謝しています。

 

そうそう、忘れてはいけません。本番は3月29日です。一応2人の方が総会に出席される旨ご連絡を頂戴しています。

 

総会の場での具体的な質疑や、追加の質問状、新任の独立社外取締役宛ての手紙も準備する予定です