アクティビスト活動 4551 鳥居薬品
コーポレートガバナンスコード原則5項に基づき、会社側と建設的な対話をしてきました。
当方は個人投資家なので当然1名。対応くださった方は経営企画部長とその部下の方です。
4551 鳥居薬品工業 親会社がJTで、資本の53.4%を保有しています。
時価総額 858 億円(8月30日現在)
第2四半期末の現金同等物(現預金、CMS、流動資産の有価証券の計)
644 億円(6月30日現在 現預金76億CMS169億円有価証券399億円)
自己資本比率 90.6%
お話した内容は概ね次の通りとなります。
・CPI上昇率が2%を超えている。法人実効税率30%程度を踏まえると税引き前3%以
上の運用利回りが無い限り、株主から見ると流動資産に位置付けられているCMSや
有価証券は時々刻々と事実上目減りを続けている。
・CMS(キャッシュ・マネジメント・システム)として位置付けられている金額
169億円の源泉は利益剰余金。これを一部の株主だけが自由に利用できるとなると
その株主のROEだけが他の株主より向上する。これはおかしい。
・会社の新たなパイプラインを得る際機動的な資金調達が必要となる。との回答に
対しては、そもそもCMSは双方向的なシステムである筈、必要となったらCMSを通
じてJTから短期資金を調達できるよう働きかけて欲しい。余剰資金を自己株式取得
し金庫株としておけば、取締役会決議だけでも再発行可能となる筈。親会社にも働
きかけて欲しい。
・会社の中長期的に株主価値を向上させる。との回答に対しては、中長期的に「私は
死んでいます。」 経営はお遊びではない。しっかり責任が明確となるよう期日を
決めて欲しい。「3年以内に絶対」といった形で期限を明確に区切って欲しい。
・JTと一緒になるべきではないか。又は他との合併や統合を考えて欲しい。
<参考>