資産運用を真剣に考える より豊かになるために・・・

セミリタイア生活者が投資で実践してきたこと、実践していることなどを書いてゆきます。

銀行で送金トラブル 見直し・確認・保管を忘れずに

昨日は証券会社から借りたお金を返済する日です。

 

早朝にネット証券から私の銀行口座への出金手続きをします。

 

お金を借りたN社(Webローン)とD社(LMS)に振り込まなければなりません。遅れると追加で金利が発生します。

 

法人口座から私の口座への振り替えもあるので銀行窓口に行きます。

 

証券会社負担の手数料を引き忘れてしまいました。窓口で指摘され訂正印を押印して再提出です。本日中の返済ということでやや気が焦っていました。

 

それでも午前10時には両証券会社へのお金の振り込み手続きまでが終了しました。午後からは証券会社担当者と連絡を取って具体的な返済手続きに入ります。

 

午後すぐにN社から入金の連絡がありました。D社からはまだです。午後に入るまでには入金している筈といわれたのにどうしたのだろう?

 

改めて振り込み伝票を見たら、あれ?おかしい。

 

D社に振り込まれるべき伝票が、N社に変わっています。確かにD社と書いた記憶があるのに、伝票は印字 プリントされたものでN社の振り込み先に変わっている。宛名もN社になっていました。結果、2つに分けた振り込む筈のお金がいずれもN社に振り込まれていました。

 

手書きの伝票が銀行に残っており、銀行側のミスとわかったため速やかに組み替え開始です。なんとか昨日中にお金の返済はできましたが、銀行担当者の方は心中穏やかではなかった筈です。

 

伝票はしっかり確認・保管しておくことが必要です。窓口で伝票を確認するべきでした。金額が大きい場合には相手先にちゃんと着金していることを確認する必要もあります。自分自身が間違える可能性もあります。記入した伝票は良く見直し・確認せねばなりません。

 

かつて、銀行間の資金移動で末尾の0が1つ足りない状況で振り込まれた経験もあります。

 

ヒューマンエラーはどこでもおきる可能性があります。金額が大きい場合には取り返しのつかないことが起きるかもしれません。

 

紙の書類が残っていないと後で検証することができません。そもそも気がつかないことだってあり得ます。証券・銀行ともウェブ明細はできるだけもらわず、紙の明細を送付いただくようにしています。

 

本日,銀行担当者が謝罪に来るそうです。法人としての銀行に対しては厳しく当たるつもりですが、担当者にたいしては優しく当たる予定です。間違いは誰にでもありますから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3月末株主優待取得 レバレッジを効かしてみました。

毎年恒例の3月末の株主優待取得です。

昨年の9月同様私個人と法人の二刀流で取得にいわゆるクロス取引を多数行いました。

 

新たな試みとして、野村のwebローンと大和のLMSを活用してみました。それぞれ個人向け国債をあらかじめ購入してあり、0.4%のキャッシュバックを取得済みです。国債の場合その8割が掛け目となります。野村はファンドラップも担保になりました。

 

株を担保にお金を借りると担保割れを起こす可能性がありますが、国債の場合には事実上その心配がありません。クロス取引であれば株価の影響を受けませんので、低金利ローンが得られればレバレッジを効かせるのにうってつけと思っての取り組みです。

 

野村の金利は足下1.5%/年ですが、3月末までの金利は4月18日全額キャッシュバックされるので事実上0金利です。大和は初めて借りたので4ヶ月内の返済であれば0.9%/年になります。

 

いつも通り、私鉄定期で一通り流し、余った分はクオカード等金券メインで取得を試みました。

 

ヤフオクや金券ショップで実際に売却してみないとわかりませんが、事前の計算ではそこそこの利益になりそうです。

 

週明けには返済を行う予定です。それなりのステップを踏まねばならないので、月曜日はそれに集中です。元号の変更にかまっていられそうもありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野心を持とう 貪欲になろう

週末にボートの試乗会に行ってきました。

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今回はヤマハのプレミアム系ボート試乗会です。写真は別のボート試乗中に撮影した写真です。写真のボートにも乗船しました。運転はしませんでしたが。

 

1人で操船するには43ftは大きすぎるので私の関心対象外ですが、乗り心地は素晴らしい。ゲストを持てなすには良いかもしれません。ゲストとして乗船させてくれる方を探すことにしましょう。

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プレミアム系のボート試乗会では、セットでよくスポーツカーの試乗会も行っています。写真はマクラーレンの車達です。他ランボルギーニやアストンマーチンの試乗会も行っていました。車は海の上を走れませんのであまり関心ありませんが、美しいフォルムには強く惹かれます。

 

買いたいと思ってすぐに買える物ばかりではありませんが、まずは手に入れるという野心を持たねば決して手に入りません。知恵と勇気、野心があれば手の届かないものではないと思っています。

 

シェアリングエコノミーと言われて久しいですが、個人的にはいつでも自由に使える「所有」に憧れます。

 

老齢の域も間もなくですが、野心だけは人に負けない自信があります。蛮勇も少なからずあります。残念ながら知恵が足りないのが玉に傷です。

 

たまにラグジュアリー系の商品を見ると、「頑張るべし」というカンフル剤になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野村の定期預金 年利1.8% キャンペーン

野村證券が、年利1.8% 1ヶ月物 円定期キャンペーンを行っています。

 

最低預け入れ金額が1千万円で上限が1億円となっています。

 

仮に1億円預けて1月経つと、大凡12万円(税込み)の利益が出ることになります。

 

詳細は野村證券のHPにアクセスしてご確認ください。

 

私は是非とも申込みたいと考えているのですが、足下株主優待取得のための両建てに取り組んでいますので、それが終わってからになります。

 

 

 

 

確定申告で所得税還付

確定申告をした時期が早かった(2月10日位)せいか、所得税の還付が行われました。

 

全てが株式の譲渡所得に関わる税金の還付です。昨年主力のインターネット証券ではメタメタでしたが、大手対面証券IPOでメルカリを大量に取得できたので、その分の譲渡益課税分が還付された形になりました。

 

計算上税金が還付されることはわかっていましたが、実際に戻ってくるまでは不安もあります。まとまったお金が戻ってきたので、ホッとしています。

 

最近は中小企業の親父並に経費の申告もしています。雑所得と不動産所得からは各種新聞代やインターネット関連費用、携帯代、オンライン四季報代金等を経費として控除しています。

 

所得を増やす攻めも重要ですが、節税や節約等の守りも重要だと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

IPOでお小遣い稼ぎ

先日野村からダイコー通商という銘柄を頂戴して無事売却できました。薄利ですがありがたい限りです。

 

SMBC日興からも ギークス7060 という銘柄当選の連絡が来ました。20日が公開日なので、無事売り抜けられればと思っています。

 

直近はあまりIPOにエネルギーを注いでいなかったのですが、3月末の優待取り以降熱を入れてゆこうと考えています。

 

昨日は、下落を続けていた西武、博展およびスカラを購入しました。博展とスカラは過去利益確定していたものを再購入です。

 

 

投資の視点 親子上場

今朝の日経に、政府「未来投資会議」が今夏の成長戦略として企業統治の実務指針を整備する方針と出ています。具体的には、子会社の取締役会で独立した社外取締役の比率を高めるよう求める一方、親会社には親子上場を維持する合理的な理由を開示させるとのことです。

 

2月15日の日経には、儲かっている上場子会社が、余剰資金を「関係会社預け金」として親会社や関係会社に貸し付けるのは問題であるとの記事も掲載されていました。

 

当然のことですが今まで出来ていないことが政府の後押しを受けることになりそうです。企業再編の動きも期待できます。

 

私も、親と子ともに上場している子の方の会社の株式を保有しています。JFEコンティナー、名鉄運輸です。勿論、再編成具体的にはTOB等を期待しています。TOBがなくとも配当増や自社株買い等があるのではないかと予想しています。

 

先日、親会社は非上場ですが「関係会社預け金」として大量のお金を親会社に貸し付けていた光製作所が非上場化しました。

 

少数株主にも適正な利益が来るよう、大きな流れが来ることを期待しています。

 

 

 

使わない手は無い 「野村のWebローン」キャンペーン 金利実質0 3月末まで 

 

 

野村のWebローンとは

野村證券(野村信託銀行)の行っているローンです。 

                                       預けている有価証券(株式、投資信託、国債など)を担保にお金が借り入れられます。足下の適用金利は1.5%(年利)です。ちなみにラップ口座の商品も担保になります。       

                                       資金の用途は原則自由です。いくつか制約もあります。借りたお金を事業資金にできないとか、野村での新規公開株申込みに使えないとか・・。

 

借り入れ額は10万円~1億円まで。約款的なものには50万円~となっていました。本当はどちらなのでしょう。

 

返済は好きなタイミングでできるようです。私は2週間位借りようかなと思っています。

 

詳細は野村のHPでご確認ください。

 

 「野村のWebローン」10周年記念キャンペーン概要

2・3月のお利息を全額キャッシュバックするというものです。結果足下の適用金利1.5%/年が0円になります。

 

対象者は次の通りです。 

  • (1)本キャンペーン期間中に新規で野村Webローンをご契約のお客様、または、2019年1月31日(木)23:59時点で野村Webローンをご契約済みのお客様で、野村Webローンのお借入残高がないこと(過去のお借入有無は問いません)
  • (2)2019年2月・3月にお借入れがあること 

キャッシュバック日

4月17日にキャッシュバックされます。金利は取られるがその分後でキャッシュバックされるというキャンペーンです。

 

私の場合

元々このローンを使う予定でしたので、昨年野村で個人向け国債を購入済みです。加えて元々保有している証券や、他証券で保有している当面売却予定のない鉄道株を移管する予定です。併せて、野村とのお付き合いで購入したラップ口座も担保に入れてお金を借りるつもりです。 

お借りしたお金は株主優待取得のために使用する予定です。

 

リスク 

価格変動する商品例えば株式を担保にする場合、その株価が下落すると返済せざるを得なくなる可能性があります。その点、個人向け国債は心配がないので安心です。有価証券については、価格下落リスクを考慮しながら借入額を決める必要があります。一定の現金を維持しておけばより安心ではないでしょうか。

 

 その他

株を購入するための金利は株式取得コストに反映できる筈です。従って、次の確定申告の際にはこの金利を費用として計上しようと考えています。他方、キャッシュバックは雑所得になる筈です。給与所得者は20万円までの雑所得は申告不要です。より有効活用出来る方がいらっしゃるかもしれません。私の場合は20万円では収まらない予定なので雑所得として申告することになりそうです。                 

大和にも同じ制度があります。野村よりすこし使い勝手は悪そうです。こちらも活用する予定です。

 

 

 

「株式投資1.25倍の法則」 損益通算で投資利回りを向上させよう

 

1.はじめに

 72の法則という法則があります。結構有名ですのでご存じの方も多いと思います。72を利回りで割り戻すとその利回りで何年複利運用すれば元本の倍になるかがわかるという法則のことです。1.25倍の法則を知る人はあまりいない筈です。そりゃそうです。私が勝手に命名したものだから。

2.「1.25倍」の法則とは

 株式の配当や譲渡益を得ると大凡20%(20.315%)の税金が取られます。ところが他の投資商品で赤字が出て損益通算すればこの税金は戻ってきます。額面で100の譲渡益があっても税金を徴収されて実際の利益は80にしかなりません。ところが他に損失と通算できれば課税されないことになります。結果利益は100になります。

 20%の税金が取られないのだから20%投資利回りが上昇するように感じますが、実際計算すると100/80=1.25になります。25%投資効率が向上することになります。これが1.25倍の法則です。税率が変われば数字も変わりますので数にあまり重要性はありません。損益通算を上手く活用すれば投資効率が向上するというところがミソです。

 

 3.具体的には

 特定口座源泉徴収あり配当比例配分方式の場合、同じ口座内で譲渡損があると他の譲渡益と損益通算できそれがすぐ反映されます。逆に譲渡益があって後に譲渡損が発生すると過去徴収されていた税金がすぐ還付されます。配当の場合は一度源泉徴収されてしまいますが同じ口座内に譲渡損がある場合には年明け早々に還付されます。証券口座が違うと確定申告が必要となりますが、それでも戻ってきます。 

確定申告をすることで損失は過去3年分繰り越すことも可能となります。

 

4.応用編

(1)年越し前の含み損の顕在化

  特定の株を長期保有する場合、含み損を抱えて越年するよりもいった ん損失を確定して再度同じ株を購入し直す方が良い場合があります。同じ株を持って越年することに変わりありませんが、損失を一度顕在化することで配当所得や譲渡益と相殺でき節税することが可能となります。            

  特定口座の性質上上手くやらないと損失をフルに活用できませんので注意してください。含み損を抱えた現物株を寄り付きで成り行き売却し同時に同じ数量の現物株を成り行きで購入すると、以前の取得価格が反映されるため実際に購入した価格より口座上の取得価格が高くなります。結果、含み損をフル活用出来なくなります。

  フルに活用するためには、一般口座で現物買い(※)を行うか、信用で買い「翌日」現引きするようなやり方をとる必要があります。手数料負けしないよう、あらかじめ計算を忘れずに。(※ 一般口座で購入した株を売却する場合は別に確定申告をする必要があります。)

(2)年越し前の含み益の顕在化

  昨年大きく損失を出した私は、長期保有予定株の含み益を顕在化させました。損失と益を通算するので無税です。一旦利益を確定して取得価格を上げておけば、次に支払う税金をセーブすることができます。後で含み損となった場合は損失を顕在化させて配当と相殺することも可能です。

(3)株主優待目当てのクロス取引 

 詳細は省きますが、この取引を特定口座で行うと手数料と貸株料以上に見かけの損が発生します。特定口座の株式取得価格計算フォーミュラによって発生するものです。手数料等と合わせたその損失は他の譲渡益と相殺可能です。優待で別にベネフィットが得られますのでトータルで得になる可能性があります。

 私はこれで相当節税しています。なお、優待を売却しても納税する人はほとんどいないと思います。優待の売却益は雑所得になりますが、給与所得者は20万円以内の雑所得の場合申告不要です。私は株主優待を売却した場合律儀に雑所得として納税しています。

(4)外貨MMFから外貨預かり金への移動

 私はFXをしませんが、資産分散の観点から若干の米ドルMMFと豪ドルMMFを保有しています。米ドルMMFを米ドルの外貨預かり(外貨預金)にすると、米ドルベースでの価値は全く変わらないのに、特定口座上円ベースで損益が発生します。これも株式譲渡損益や配当所得との損益通算可能です。ちなみに外貨預かり金から外貨MMFへ移動して益が発生した場合は雑所得になります。私は野村證券でこの取引を行っています。制度変更で2016年から外貨MMFを日本円に換えた場合利益があると課税されます。

5.終わりに

 株式投資は益を得ることもあれば、損をすることもあります。その中で上手く損益を通算すれば、投資利回りを向上させることができます。ちなみに私は損益通算ができないのでNISA口座はまだ未開設です。

2018年 確定申告提出

先週の金曜日、2018年の確定申告書類を税務署に提出しました。

 

申告期間は2月18日~3月15日となっていますが、少なくとも私の地元の税務署はもっと早くから受付を開始しています。

 

昨年の失敗を踏まえて一般口座でのクロージング取引を現物だけにしたので、資料作成が簡単に済み楽な確定申告となりました。

 

雑所得として律儀に申告していた株主優待の利益は、その大半を法人に移管したことで、大幅減です。不動産は変わらず。

 

申告分離で申告する証券の譲渡・配当関連の所得は、あらかじめわかっていることですが大幅赤字です。

 

赤字は今年以降に繰り越しです。今年譲渡によって得た利益には税金が掛からなくなる(還付)予定です。勿論、課税されるべきレベルにまで利益を積み上げたいと強く思っていますが、相場によるとこも大きいのでそうは問屋が卸さないでしょう。

 

過去の経験から申告を早く済ますと還付金も早く戻ってきます。対面証券で得たメルカリの利益にかかっていた税金がまるまる還付されることもあり、還付予定額は100万円超になる予定です。

 

あらためて昨年の悔しい思いが沸々とわき上がってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3794 エヌ・デーソフトウェア MBO

MBOですがTOB(公開買付け)価格@1700円と良心的な価格設定です。

 

四季報によると同社1株当たり純資産は569.3円で、これを大きく上回っています。昨日終値1321円/株から見ても魅力的です。過去10年間で株価は1700円を上回ったことは1度もありません。

 

7868廣済堂のようなことにはならなさそうです。レノなんかに言いがかりをつけられることはないと思われます。

 

TOB期間は2月8日~3月25日で。決済は3月29日です。

申込み先証券会社はSMBC日興證券です。

 

株主優待を取るか、こちらをとるか思案のしどころです。

 

6円抜きで直接利回り大凡0.33%です。

(手数料カブドットコム証券+1万株購入の場合)

 

野村のウェブローンの金利が1.5%(年利)ですので、これを使うのも1つの手かもしれません。

 

 

 

 

長期投資 成功事例(?) 私の場合 その2

積み立て投資をネガティブに捉えている私ですが、長年積み立てている金融(?)商品があります。「金」です。

 

昔話で恐縮ですが、新婚当時1米ドル=79円の超円高の時代がありました。素直に米ドルを購入するのがセオリーなのですが、ひねくれものの私はなぜか金(ゴールド)を購入することにしました。

 

ドルベースの金価格が一定であれば円安に転じた際差益が発生するはず、とのやや浅はかな考えで毎月の積立開始です。金価格は南ア鉱山会社の採掘コストを下回っているという、本当か否かやや怪しげな情報が耳に入ってきたのも購入開始の一因です。

 

当時は1g 1千円台だったはずです。それが900円台に値下がりして真っ青になった記憶あります。足下はFRBの金利上昇打ち止め宣言もあり、1g 5千円弱にまで上昇してきています。

 

金の積立は三菱マテリアルで行っています。三菱マテリアルの金積立は、積立た金を宝飾品とブツブツ交換が可能です。金の一部は、金のネックレスやブレスレット等になって家内の宝石箱に入っています。娘も大きくなってきましたので、プレゼントしようと考えています。

 

金価格の売却益は譲渡所得になりますので、数年前一度売却して含み益を顕在化し翌日また同量を購入し直しました。長期譲渡所得には控除がありますので、それを活用しました。売買コストはありますが課税所得は0円です。その上購入単価を引き上げることができました。

 

足元価格はその当時よりさらに上昇していますので、今売却しても課税されますが、本来支払うべき税金を少し減らすことに成功しています。

 

インフレ懸念や消費税増税の話もありますので当面積立を継続する予定ですが、米ドルが復活すると金価格にはネガティブに効きますので、果たしてこのままうまくゆくものか悩みどころです。

 

積立ている金は、先述の通り一部を家内のアクセサリーとし、残りの一部を極小さなインゴットとして家に保管しています。3.11の際には、現金、印鑑と通帳、それにこれら金を持って脱出準備をしました。大きなインゴットを保有しても流動性は乏しいですし、現金代替品としては使用困難と考えています。

 

結婚当初ですから貯蓄もなく毎月の積み立てという方式を取らざるを得なかったのですが、今同じ状況だったらもう少しまとめて購入しているところです。

 

後に金価格上昇と採掘業者の株価の関係を調べたところ、株価が金価格以上に上昇していることがわかりました。よく考えてみれば、売上増、変動費、固定費等PLの基本的な知識があればわかる話だったのですが、当時はそこまで考えが至りませんでした。

 

この反省を踏まえ、数年前原油が大きく下がった時にはRDS(ロイヤルダッチシェル)の株をしっかり購入しました。

 

本当の意味で成功とはいえませんが、長期投資で節税できていること、家内も喜んでいること、大いに勉強になって他の投資に生かされていることから、成功事例と捉えています。

 

全くの余談ですが・・・・。私はこの「金」が大好きで、砂金採取用のパンや金属探知機を所有しています。残念ながら、今までさびた釘と硬貨を取得したことしかありません。

 

長期投資 成功例 私の場合 その1

今から30年近く前の話です。私はまだ20代でした。結婚もしていません。
 
あのバブルが頂点を極め、株価が大きく下落し始めた頃です。
 
個人年金保険に入りました。年4%の利回りが保証され、運用がうまく行くとそれ以上の利回りが発生します。
 
果たして投資といえるかと言えば、少々疑問もあります。
 
景気が悪くなれば、金利が下がる。長期の債権を購入するのは、金利の高い時。という位の知識はありましたので、チャンスかなとは漠然と思っていました。
 
実は、その頃から公的年金の破たんの話はちらほらと新聞に出ていましたので、将来の生活保障を得るために購入しだ次第です。
 
若い頃からひねくれていたようで、ニッセイや第一生命等の大手生保には見向きもせず、当時もっとも堅実そうな富国生命を選択しました。当時ソロモンブラザーズのトレーダーだった友人によく富国にしたと褒められた記憶があります。
 
個人年金保険は控除が効きます。長年に亘り確定申告の際記載しています。
 
節税分も含めれば、結構な利回りになります。しかも、長年デフレが継続しました。今のところは、長期投資大成功です。
 
インフレになったら、どうするか。それが目下最大の悩みです。商品の性格上、インフレになって運用利回りが向上すれば、それが反映される仕組みになっていますが、果たして本当にそうなるのか否かよくわかりません。
 
個人年金支給開始までもう1桁年になりました。勝負は下駄を履くまでわかりません。その時に本当の成果がわかることになります。
 
条件の良い時に購入できれば、長い間良い条件を享受可能です。
 
 
 
 
 
 
 
 

日本一銀行ATMを使った(?)男 

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最大で2千回/月、1日平均にすると60回強銀行ATMを使った結果です。大い日には200回/日強使ったこともあります。


なぜこんなことをしたのか、話は少し前に遡ります。

 

楽天銀行には同行へお金を振り込むと1回あたり10円をもらうことができる「ゴールドラッシュプログラム」というキャンペーンがありました。このキャンペーンはさらに前の月に30回以上振り込みがあると、10円が30円に増額されるという特典がついていました。

 

普通にお金を振り込むと振込手数料が取られるので、手数料負担が無い株式配当金の振り込み先にしました。少額の配当例えばそれが1円でも10円がもらえるので、ミニ株を全部で200銘柄程買いあさりました。500円の株を1株購入し、2回配当をもらうと年20円分のキャンペーン金をもらえるという優れものです。配当金以外で年利4%です。60円になると年利は12%になります。

 

余談ですが、当時購入した株は今でも保有しています。中には6倍位になった株もあります。

 

最初は、前述の配当金で満足していたのですが、もう少しなんとかならないかと、振り込み手数料が0円の銀行を探してみました。

 

ありました。当時のシティバンクです。同行に1千万円を預けると振り込み手数料が無料になります。インターネットで日に15回までは無料で送金できることがわかりました。それがわかってからは毎日15回インターネットで振り込みです。その作業だけで日に450円程度のお金になります。お金が実際に振り込まれるのは翌月になってからです。

 

しばらく日課のように続けていたのですが、ふと頭に疑問が生じます。

「日に15回以上の振り込みが必要となった場合はどうすればよいのだろう。」

 

早速同行に問い合わせたところ、「15回以上の場合はATMを使用すれば無料でできます。」「何回でも出来ます。」「ご自由にお使いください。」と言われました。

 

以降シティバンクのATMに通うことが私の日課となったのは言うまでもありません。

 

シティバンクのATMには24時間営業のものがあります。昼間ATMに張り付くと行列ができるので、超朝型の私は専ら早朝専門です。朝5時前にATMを使う人は極めて稀でした。大凡1分間で2回程度の振り込みができます。これを1時間ほど継続すると100回強の振り込みができます。3千円程度の利益になります。

 

雨の日や用事のあるときにはできません。週末にまとめて300回位振り込みを行ったこともあります。写真のキャッシュカードはその結果です。

 

楽天銀行のキャンペーンに上限があったため、月2千回までしか振り込みができませんでした。(だった筈です。ちょっと記憶が定かではありません。)

 

シティバンクはなくなりましたが、今でもこのカードは現役です。

 

 シティバンクは通帳が無い代わりに、翌月に実績を郵送してきます。当初は小さな封筒だったのが、この振り込みをはじめてからまち付きのA4サイズの封筒に変わりました。

 

当たり前ですが振り込みをすると銀行にコストがかかります。いくら無料だからと言っても大量にされると銀行も困ります。当然ですよね。まさかこんな使い方をする「輩」がいるとは全くの想定外だったと思います。

 

ある日、シティバンクから手紙が届きました。文面の詳細は覚えていませんが、一言で言えば「警告書」です。これ以上この振り込みを続けることは出来なくなりました。

 

月に2千回もATMを使う人はそう多くはない筈です。正確に数えた訳ではないので実際は不明ですが、個人としてはかなり多い方であることは間違いないと思います。

 

結構な不労所得になりましたが、単純作業で面白みに欠ける「苦行」でした。

 

そうそう、ゴールドラッシュプログラムで得たお金については、全て雑所得として申告してあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「格安MBOには買い向かうべし?」 7868 廣済堂

7868 廣済堂 経営陣がMBO(Management Buyout、経営陣買収)を発表したのが1月17日のことでした。公開買付け価格は610円/株です。

 

通常はこの価格にさや寄せして、この単価より少し低いレベルで申込み期限を迎えるのが通例です。

 

ところが、廣済堂の昨日の終値は@635円/株です。別の第三者がTOB価格が低すぎるとみて本公開買い付けに横やりをいれようとしている可能性があります。大量保有報告書が出ていないので、あくまでも可能性レベルにとどまります。特段の理由が見当たらないのに公開買付け価格を上回ることもあります。昨年のNTT都市開発もそうした事例でした。

 

2017年の東栄リーファーラインMBOの時は、旧村上ファンド系のファンドが横やりを入れてTOB価格を引き上げさせました。東栄リーファーラインの時は明ら格安TOBだと思いましたが、廣済堂の場合は必ずしもそうではないように思えます。ちなみに、廣済堂の1株あたり資産は1114円/株です。PBRだけで見ると割安です。

 

MBOは経営陣が自らの会社を公開買付け(TOB)するものです。通常はTOBするための会社を設立し、TOB成立後被公開会社と統合します。結果、TOBのために借り入れた資金をTOB対象会社に移すことが可能となります。対象会社に現金または資産があればそれで借り入れ金の返済も可能です。

 

経営陣ですから、会社のことはよく知っています。経営数値の操作だって簡単です。オウンリスクで資金を借り入れるので、MBOの場合には割安にTOB価格を設定する傾向があります。

 

私は、必ずしも割安のMBOとは思わなかったので、常識的なレベルで指し値をし、結果この銘柄の株は購入できていません。残念です。

 

一昨日までは、大凡609円程度で取引がなされていました。もしこの値段で取得できていれば、結構な利ざやになるはずです。

 

単なる思惑で上昇しているだけなのか、それとも公開買付け価格が割安なので横やりをいれようとする筋がいるのか、今の段階では判断できません。

 

経過を見守りたいと思います。