銀行株の下落で振り出しに戻る
昨日は主力の銀行株が軒並みさがり、一気に証券口座保有残高が減少しました。
結果、振り出しに(昨年末)に逆戻りです。若干のプラスとはなっていますが風前の灯状態です。
まあ、こんなことの繰り返しが株式投資ではないかと思います。
銀行株の保有は当面継続するつもりですが、大分含み益も膨らんでてきたので一旦利益確定をするかもしれません。
円資産が圧倒的に多いので、為替が円高に振れているのはありがたい限りです。
さて、
本日明日と日銀の政策決定会合が開かれます。
YCCがどうなるか気になるところです。世界景気の後退や商品価格の下落等を踏まえれば、メインシナリオは当然現状維持だとは思います。が、日銀がイニシアチブを失いつつある中、思い切った手を打ってくるような気がしないこともありません。現状維持を続ける限り国債の売りは当面続きます。
昨日送られてきた週間東洋経済「日銀 宴の終焉」はなかなか読み応えがありました。先を読むうえで助けになるように思えます。
17~18日の日銀政策決定会合を控え銀行株連騰 保有銀行株も連騰で助かります
17~18日にかけて日銀の政策決定会合が開かれます。
ニュースでは、いろいろなことが言われています。
さらなるYCCの緩和をするのか否か、いやそれ以外の施策を行うのか、色々言われていますが皆目見当がつかないのが正直なところです。
ただ、YCCに無理が生じ始めてきていること、実態にそぐわないところが出てきていること、市場からの一種の挑戦を受けていること等は、事実かと思っています。
今回の日銀政策決定会合がどうなるかは不明ですが、個人的には具体的な施策は出さず、ただアナウンスメントにより今後の政策の方向性を指し示すか最低でも暗示するのではないかと考えています。前回のYCC緩和はやや唐突でしたし、それからまだ間が開いていませんので。
本当に追い込まれてから現状後追いで政策を出すよりかは、まだ少しでも余裕のあるうちに自らの判断で政策を決めるほうが良策に思えます。
尤も、私は経済の専門家ではありませんので、自信は全くありません。
因みに、黒田東彦氏が日銀総裁になる前平成25年2月の10年物金利は凡そ0.7%強程度(最高0.817% 最低0.681%)となっています。
金曜日の保有銀行株の対前日比上昇率ですが、次のようになっています。順は保有額順です。京都銀行の+7.97%には驚かされます。
8354 ふくおかFG +5.43%
7180 九州FG +4.51%
8316 三井住友FG +2.50%
8399 琉球銀行 +3.91%
8369 京都銀行 +7.97%
8309 三井住友トラスト +4.91%
7350 おきなわFG +1.49%
配当金に関心がない訳ではありませんが、こうした株価の上昇率を見ると配当金6%とかでは満足できなくなります。
銀行株、月曜日に下がらないことを祈っています。
日銀様のお陰で銀行株が大幅上昇
日銀が大規模緩和の副作用を点検するというニュースで、持ち株主力の銀行株が大幅に上昇してくれました。
年明けから1月4日以外良い日が無く苦戦中でした。今年は厳しいかなと思っていたところ、日銀からの援護射撃で救われました。ようやく昨年末比でプラスです。
昨年秋から買いためてきた銀行株、いつの間にやら持ち株の中では一番のウェートを占めるようになっています。
全くの偶然ですが、一昨日昨日と寄り付きで購入した三菱銀行が上昇してくれたのもありがたい限りです。
YCCを緩和するのではというニュースは昨年夏ごろから出ていましたし、足下の状態を鑑みれば自然な流れかと思っています。時期的にはもう少し先だろうと思っていたのが、意外と早かったなというのが今の私の感想です。そもそも自然の摂理に反するような市場介入は最小限にとどめるべきでしょう。
株価の水準訂正となるではと考えていますが、そんなに自信がある訳でもありません。
あわよくば一昨年の海運株のようにならないかと密かに期待しています。
とは言え、米CPIの発表を受け、日経平均先物は大きく下落しています。本日反動で大きく下げないことを祈っています。
名証(名古屋証券取引所) 単独上場銘柄(プレミアとメイン)のPBR調べてみた
名証(名古屋証券取引所)の単独上場銘柄は、
プレミア 3社
メイン 41社です。
全ての会社の1月6日の株価(※)終値と1株当たり純資産価格(直近オンライン四季報ベース)で算出してみました。(※ 出来高ゼロの場合は前終値)
プレミア市場の3社は次の通り。
6623 愛知電機 0.47倍
7485 岡谷鋼機 0.33倍
9402 中部日本放送 0.24倍
3社共0.5未満です。酷い。
メイン市場は、41社中 PBR1倍以上が7社、PBR1倍以下が33社です。5836 エージェント・インシュアランス・グループはIPOしたてで算出不能でした。
PBR1倍以下の内 0.5倍以下が25社もありました。
プレミアとメイン併せて44社中、36社がPBR1倍以下で、実に28社がPBR0.5倍以下となっています。
株価対策は本来経営者が行うものであると思います。それによって株主が喜ぶのは勿論、会社も必要に応じて返却する必要のない資金調達が出来る筈です。
株価対策が足りない場合は株主から突き上げが来るはずです。多くの場合機関投資家がその役を担っています。大口の株主であり専門知識も豊富です。
ところが名証の場合は出来高が少ないケースも多く、大口の機関投資家がその役を担ってくれていません。他方、個人投資家には荷が重い上、知識も乏しいのが現実です。時間も有限です。
東証は自らPBR1倍以下の企業に対するアクションを起こし始めています。プライム市場がメインになっているのは残念ですが、市場そのものがアクションを起こしていることは評価できると思います。
日本取引所は、株式を売買するのに必要な最低投資金額が大きい企業に引き下げを検討するよう要請も行っています。
名証(名古屋証券取引所)は何もしていないように見えます。
最近、名証と東証のダブル上場となった中部鋼鈑の株価は東証でも取引可能となってから明らかに株価が上昇しています。
名証には、名証の取締役社長の諮問に応じてアドバイスを行うアドバイザリー・コミッティーが設けられています。
メンバーは「経営や経済に関し優れた経験と識見」をお持ちの方だそうです。
中日新聞社 取締役社長 (中部日本放送の大株主)
岡谷鋼機 取締役社長
中部日本放送 取締役社長
がメンバーに入っています。
こりゃ酷い。知りませんでした。
個人株主が頑張るしかなさそうです。
大発会 「下駄」のお陰でかろうじてプラス
例年この時期に戻ってくる、配当課税還付金がたっぷりありましたので、昨年度末比では辛うじてプラスで終わっています。個人的に「下駄」と称しています。
ただ実際は、川崎汽船等の大幅下落を銀行株の健闘が補いきれず、それなりの下落を喰らっています。
新年早々手痛い打撃です。
グロース系の小型株を少々仕込みました。4395 アクリート 5136 トリプラ
7047 ポート等です。上手く行くことを祈っています。駄目だったら、少額でもあるので早々に撤退予定です。
終活 私のではなく母のですが・・・。
明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。
さて、掲題の終活です。私の終活は母の分が終わってから開始予定です。
終活のメインは不動産の譲渡と孫への贈与。
母から別荘を売却したいと言われ、秋から活動をしています。現金化するよりそのまま相続するほうが良いのですが、母の意思ですのでそれに従います。
築50年超の古い建屋です。リフォームをしているので中はびっくりするほどきれいですが、本体はかなりガタが来ています。
眺めは悪くありませんし温泉もあります。ただ自家用車がないと生活困難です。当然徒歩圏内にコンビニやスーパーもありません。頼みの綱のバス停まで1Km位、そのバスも1時間に1本程しかありません。
庭がそこそこあります。少なくとも年2回は植木屋に入ってもらわないと大変なことになります。結構費用がかかります。東京でマンション・アパート暮らしをしている人にとっては盲点かもしれません。
これらの情報は既知のものとしてお伝えしません。意地悪かもしれませんが、当然買い手側が調べるべきものかと思います。
到底売却できないものと考えていましたが、リモートワークのお陰ですぐ買い手が付きました。後で司法書士に聞いたところ、最近急に人気が出てきて在庫が無いとのことです。ちょっと驚きです。
契約を12月中に締結し、手付金も受け取っています。
私が代理人として対応していますが、母親の意思能力確認のためわざわざ静岡から司法書士の先生が母に会いにきました。
来週終わりには、引き渡し完了予定です。
孫(母の)への贈与については昨年も実施しています。同じ書式で贈与契約書を作成し、母の確認をとってから押印です。成人の孫には本人に署名捺印をしてもらっています。未成年の場合には保護者のサインもしてもらっています。
孫ですので相続人ではありません。後で相続財産に入れられることはない筈です。贈与税はあとで支払いますが、相続税よりかは少ないようにしてあります。
若い人に大金を渡すのは如何なものか、と兄弟で話し合いましたが、相続税を支払うよりかはマシということで合意しました。
銀行が開いてから振り込みをする予定です。
2022年 株式投資結果 +11.4%
2022年の結果が出ました。
昨年末から今年の終わりまで証券口座がどう変化したか、その変化率になります。
途中資金の増減がありましたがその分を補正してあります。
+11.4%となりました。
自分としての評価は「まあまあ」かなと思っています。例年とあまり変わり映えがしない位です。
各種インデックスと比較すれば良いですが、SNS上の猛者と比べるとかわいいレベルです。為替を考えると実質目減りになりますが、円の世界で暮らしているのでそれについては目をつむることにします。CPI+3.7%と比べてればプラスだったので合格としておきましょう。
源泉徴収された税金が一部1月はじめに戻ってくる予定です。これは翌年の成績の「下駄」になる予定です。また複数口座で投資していますので、確定申告でも一定額は戻ってくる予定です。これはお小遣いになります。
2022年 株主優待 今年は過去最高(売上)
株主優待、積極的に獲りに行っています。
長期保有によるものではなく、期末に現物買い信用売りでクロス取引での取得です。
1個人投資家としては株主優待にあまり好感を持てません。保有株一定数の人しかメリットが取れないのは、会社法109条1項「株主平等の原則」に反すると思うからです。
とは言え私が何を言っても変わりませんので、あるがままの状態を受け入れ、自分が得するよう積極的に頂戴することにしています。
今年も個人と法人3つを3月末9月末にフル稼働させました。
最近恒例となった野村証券の野村ウェブローンも大活躍です。
信用で株を買い建てても優待は頂戴できませんが、借金をして株を現物買いすると優待が頂戴できます。株の保有期間は極短期間です。両建てなので基本ノーリスクです。借金しても問題ないでしょう。
今迄はこの借金による金利、コストとして計上していませんでしたが、今回の確定申告では申告してみようと考えています。
他、工夫もしました。メインのネット証券から野村に株を移管しwebローンの担保としてみたり、ネット証券で長期保有する銘柄を一時的に信用に変更し、そこで捻出した現金を優待現物株に充てるようなこともしてみました。
投資対象は専ら鉄道定期券です。大半はヤフオクで売却します。
直接利回りは1%を切りますが、資金が拘束されるのが極短期間でしかないことが気に入っています。他の期間は別の投資法に活用可能です。
昔はクオカードとかを獲りに行っていましたが、使うのも面倒くさいので最近は止めています。
個人分は雑所得として申告、法人分は売上にしっかり計上しています。
今年は多分過去最高の売り上げになったと思われます。あくまでも売上なので利益とは異なります。しっかり申告していますので所得税、法人税がかかります。
TOB 3966 ユーザベース 無事完了
3966 ユーザベースのTOB 23日に無事完了しました。
確実にリターンが得られる投資法ですが利回りが低いのが難点です。特に足下インフレ傾向となっていることを踏まえると魅力が薄れているように思えます。
ただ、不可抗力事項が起きない限り確実にリターンが得られますので、結構大胆に投じています。
3966 ユーザベースの場合 他に投資先がなかったこと、かつ日常使用しているカブコム証券での申し込みが可能であったことから、結構大胆にお金を投じました。
23日無事成立したとのIRがでてホッとしました。
29日が受渡日になります。
当面は、9422 コネクシオ や 9810 日鉄物産、5809 タツタ電線 等のTOB関連案件に取り組む予定です。
今まで取り組んだTOBが成立しないケースはありませんでしたが、
IPO Genova 初値売り撃沈 セカンダリーで轟沈
外食も良いけど家での豪華夕食も楽しいものです。写真は我が一族のクリスマス夕食の写真。私はクリスチャンではありませんが、亡くなった祖父がクリスチャンだった関係で、毎年クリスマスにはチキンを焼きます。
さて、IPO Genova 通例通り初値売りでマイナス。場中で新規購入した分も最終的にはマイナスで終わりました。IPOの初値売りマイナスは仕方がないにせよ、セカンダリーに手を出すのはいただけません。
とは言えファンダメンタルは良さそうなので、現引きし暫く保有予定です。週明け更に下落するようでしたらクロス取引で節税しつつ、追加購入予定です。
IPOではやられましたが、引き続き好調の銀行株等に助けられ、証券口座残高は増えてくれています。
銀行株の健闘で保有株は若干の下落でとどまる。
日銀決定会合後、何等かのガイダンスがあるのでは思っていましたが、まさかYCCの緩和見直しとは思いませんでした。
お陰様で銀行株が好調です。しばらくは続きそうな気がします。
現在保有しているのは、三井住友FG、三井住友トラスト、ふくおかFG、九州FG、琉球銀行、おきなわFG、京都銀行です。九州FGは昨日買い増しました。
大きく下落した銘柄もありましたが、保有株全体で見ると銀行株の好調でほぼ誤差の範囲での下落にとどまりました。保有していた外貨MMF米ドルは全て円に換えました。
中部鋼鈑や日本冶金は一度利益確定です。日本冶金は大引けにかけて再度買いなおしました。
また、先日のPOで株価が水準を下げている野村総合研究所を再度購入しました。DXに円高は直接影響ありません。いや、その筈です。
TOB銘柄 3966 ユーザベース 申し込み締め切りが22日で、昨日がそれに間に合う最終売買日でした。相場の下落に併せて何とか多めのスプレッドを確保することできました。想定利回りは年ベースで6%超になる予定です。
昼過ぎから結構忙しい日になりました。
大半の資産が日本円建てのものばかりです。従って年初から見ると実質目減りしています。ようやく少し持ち直した感じです。
1ドル=130円台は歴史的に見てまだ十分な円安レベルです。若干円高に振れただけです。エネルギー・鉱物資源を中心とした輸入物価が下がる筈です。金利は高いとは言ってもまだ0.5%です。もう暫く日本株中心に投資を続ける予定です。
PBR1倍以下の銘柄も脚光を浴びるかも・・・ 東証頑張れ!!
今朝の日経の記事には勇気付けられます。
今月面談させていただいた6623 愛知電機 は正直「スカ」で終わりました。
同社は名証プレミアですが、こうした東証での取り組みが伝播すれば、名証銘柄である同社も脚光を浴びる可能性があります。
名証でも同じ取り組みをしてもらいたいところですが、そうすると現上場企業が皆上場廃止になってしまうのではないかと一寸心配になります。
東証や経済産業省には是非とも頑張ってもらいたいものですが、他方、私含め個人投資家も自らの問題として頑張るべきものではないかと思っています。
東証の取り組みは普通に考えて「プライム銘柄」が中心となるはず、でも「PBR1倍以下問題」はスタンダードや他証券取引所上場銘柄共通の課題です。プライム上場銘柄だけよくなっても、スタンダード等他市場に上場している銘柄へ投資している投資家は浮かばれません。
株式会社は株主の物です。にも拘わらず、多くの個人投資家が株主総会に出席されないのには懸念を覚えます。総会は株主が経営をチェックする重要な場でもあります。
個別企業の経営に無関心なインデックス投資が多いのも懸念されるところです。
東証や経済産業省に頑張ってもらうのも大事ですが、私含め個人投資家も頑張る必要があります。
IPO 9341 GENOVA 年末のお小遣いになることを期待
SBIのチャレンジポイント、それに対面型証券会社への「交渉」で手に入りました。
業績好調、事業内容も期待できそうな中身です。順調に成長し、利益も計上しています。
気になるのは、全体の相場、多数IPOでの需給環境です。
公募割れはないとみています。
年末のお小遣いになることを期待しています。
IPO 5138 Rebase いつも通り初値売り
大手証券会社から100株だけ頂戴していた 5138 Rebase、いつも通り初値で売却しました。
2120円で売却。利益は10万円ちょっと(税前)になります。
1万円の利益だとありがたみを感じなくなってきてしまいましたが、10万円は素直に嬉しいです。
終値を見たら1,671円でした。初値と500円近い値段の差があります。株式の価値とは何なんだろうと思ってしまいます。
さて、
東芝は予定通り上昇してくれましたが、多くの保有株が今日は下落、計算していませんんが、さすがに今日は前日比で下落している模様。
日本冶金、日本製鉄、東芝、少し買い足しました。
新四季報を見たファンダメンタル投資家の月曜日からの買いに期待です。
6502 東芝TOB(?) 大きく前進
今朝(12月16日)の日経に出ています。
実施に向けた1つのハードルが銀行団からの融資。これがクリアできたようです。
PTS市場でも株価が反応しています。
記事によると、次の焦点は東芝の大株主がOKを出すかどうかとなっています。結局これが一番の難関となりそうです。
物言う株主はどのレベルでOKを出すのでしょう。
さて、東芝と言えば、半導体、原子力。
今の技術力の位置づけがどのあたりにあるのか不明ですが貴重な技術者集団です。日本国政府も一刻も早い経営の安定化を望んでいる筈です。各種支援が得られそうな予感がします。資本参画する会社群を集結する一つの原動力になるのではないかと考えています。
TOB価格はいくらになるのでしょう。
蓋を開けなければ全く分かりませんが、うるさ型の株主に了解を得るためには最低でも5,000円台、過去3カ月平均株価の30%増しだと6,000円台もあるかもしれないと考えています。結構ハードルは高そうです。
とは言え、うるさ型の株主だっていい加減にそろそろ決着してほしい筈です。
実行されるか否かまだ分かりませんが取り巻く環境から見て実現可能性大と見ています。
含み益も増えてきましたので、当面保有継続です。